習志野七福神巡り(仮)。

4:34、茨城県南部を震源とする最大震度2の地震に起こされた。
二度寝したら怠いのなんのって。
(ニュース画面にテロップが出るまでに8分もかかってた。深夜早朝は我々が思う以上に実は手薄なんでは?)
起床後、なんやかやで部屋を出られたのは12時過ぎになってしまう。

昨日、ワールドカップ初戦で日本がドイツに勝ったために今日が急遽国民の祝日になったので(元々非番)、天気もいいし、昨日苦し紛れに思い付いた「習志野七福神巡り」へ。
紅葉どんぴしゃなタイミングで秩父へ行こうと半月ほど前から計画していたのだが、どうやらハメ外すのが早すぎちゃったおバカどものあおりを食ってコロナ感染「第8波」が始まってしまったようなので、日ごろの運動不足の解消は地元で済ますことになってしまった。
34(所霊場)が7(福神)になってしまったことも、返す返すも残念でならない。
まぁ俺が生きてさえいれば、来年も行く機会はあるだろう秩父
昨夜までは行くつもりで盛り上がってたんだぜホント。新規感染者数見ただけで遠出を勝手に踏みとどまったところで、臆病者と罵られることはあっても誰も褒めてくれないけどサ。
www.city.narashino.lg.jp

今回まわった七寺全て、七福神は本堂とは別の祠が設けられており、また本来なら毎月7日が正式な巡礼日(もしかしたら祠も開けてくれてるのかも)。
というわけで本稿のタイトルは"仮"。
一応1番から順に歩いて(途中でズルも…)みたけど。

1.毘沙門天(西光寺)

京成津田沼駅南口から大通りを線路と平行に上野方向へ。まろにえ橋のたもとを直進、歩行者用階段を下りた先で歩行者用踏切を渡った左手。徒歩10分くらい?*1



2.恵比須様(東福寺

西光寺からひとつ上野寄りの踏切を渡って、線路南側すぐ。
電車から毎日見える、割と規模の大きい寺。


踏切寄りの六地蔵に貼ってある「ボケずに長生しなはれや」の御言葉が楽しかった。

3.福禄寿(東漸寺)

京成津田沼駅へ戻る通りを津田沼小学校先で右折。次をすぐ左折すると寺の裏手、広大な墓地の真ん中に出る。徒歩約10分。
毎年除夜の鐘を聴きにここまで足を運んでる。なぜかウチの周り、神社ばっかりなんだよな。
山門右手では巨大な銀杏の木がいい具合に色づいていたので、これを愛でながら、境内のベンチをお借りして遅い昼食。
次の大黒天(慈眼寺)へは、ちょっと歩くことになる。


鷺沼城址公園

へ寄り道。
京成津田沼駅前を一旦通り過ぎ、市役所前の交差点から右斜前のハミングロード(菊田遊歩道)へ。
ここの紅葉は見ごろだった。今は旧市庁舎が解体されて広大な更地になっているので、進行左手は開放的な光景。

ハミングロード途中で左手に現れる木の階段をよじ登る(なんたって元々「城」なので)。

この辺りでは元々、桜の名所として知られている場所だが、今日はもみじが1本だけ、誰に愛でられることもなくみごとな朱色を咲き誇っていた。この丘、城になる前は古墳だったそうで、レプリカの埴輪2体と実物の石棺を見ることができる。



4.大黒天(慈眼寺)

公園を突っ切って、しらさぎ橋を渡ると道なりに右へ。海浜幕張のビル群を臨みながら坂を下る感じに秩父の龍石寺の辺りの景色を重ねながら、慈眼寺の裏手に出る。東漸寺からだと徒歩25分くらいか。
西武秩父駅近くにも同名の寺があったがあちらは確か目薬師様だった。むしろ語歌堂あたりに似てる気もする好ましい規模の本堂。今回イチのお気に入り。

道を挟んだ観音堂沿いに南東へ、俺は結局一度も行けないまま廃業となってしまった鷺沼温泉の北、鷺沼三丁目から「ハッピーバス」(藤崎小学校行き)に乗るという裏技を使う。
運行は1時間に2本くらい。均一料金前払制だが京成津田沼駅を境に料金が変わる(別路線の扱い)ので、(10)堀込貝塚入口までは¥210。必ず乗車時に行き先を告げてから支払う(交通系IC使用可)。乗車約20分だが、14:59と時刻表にあったバスは10分ほど遅れてきた。この辺り、総武線側に出るには道幅も狭くて、渋滞の名所なのだ。

5.布袋様(正福寺)

バスは京成津田沼駅前を通ると新京成線新津田沼駅前を経由して北上、堀込貝塚入口へ。バス停を降りたら道なりに直進5分ほど、左手(ひとつ先の藤崎交番前バス停から戻った方が近かったかも)。


道向かい観音堂前の大イチョウが有名…なはずなんだけど、なんか以前訪れた時より、明らかにダウンサイジングした気が…。

現在の状況。
天気はアレだけど、2015/12/13に訪ねたときの様子。

七福神の石像があって、早くもコンプできたような気になるが、「あと2つ」。

堀込貝塚

バス停が堀込貝塚「入口」と聞けば、その貝塚にも立ち寄りたくなる。
観音堂脇の坂を上がって突き当たるT字路を左へ、その先「日露戦役記念碑」のある五差路を右に切り返すと広大な畑が広がる。
すぐ左手の畑の中、木に囲まれた小さい丘が目指す堀込貝塚跡。
今はいつ頃造られたのか、石の鳥居と祠があるだけで、貝塚の名残は教育委員会が設置した説明看板だけのようだ。
んー、空が広いっ(畑部分は私有地なので、くれぐれも立ち入らないように)。


6.弁財天(薬師寺

実は自宅のすぐそばなので、このままリタイアしたくなる誘惑。
正福寺からはバス通りを更に北(バスの進行方向)へ、東金街道との交差点に京成バスの藤崎交番前バス停。ここで津田沼駅から来るどのバス(本数多)に乗ってもよし(また「文明」を使う!)、日大生産工学部前で下車(乗車10分くらい)。
先の信号を渡り、「ゆうろーど」商店街を京成大久保駅方面へ7~8分歩くと右手。
しかし毎日前を通ってるのに、ここに弁財天があることは知らなかった。改めて境内で探すと池のほとりに幟を見つけた。なんか思ってた以上にカオスな光景。
山門脇「六地蔵」の説明がわかりやすかった。



7.寿老人(無量寺

京成大久保駅から下り電車に乗ってひと駅、実籾駅へ(上り側学生でむっちゃ混んでる)。


南口を出て線路に沿って右へ、すぐにある門は寺の裏手で、表門は一旦東金街道に出た側にある(ここも日常行動範囲)。


…んだけど、なんかすっかり短くなった秋の陽が一気に落ちてしまって…閉門!(まぁ近隣住民が通り抜けられるように、閉門後でも入れるには入れるんだけど)
近いうちにリベンジするとしよう。
その先の実籾本郷公園で、缶ビールでひとり祝杯(?)をあげた。
外飲みしてても風邪をひく心配のないほどよい陽気で、酔いが一気に回ってしまい、フラフラ…。

後日リベンジ画像。

帰りは踏切脇の、片言の日本語を話すお姉さんがいる八百屋で、今年初めてのみかんを買った。

*1:最初から北口を出て、線路沿いに一直線、という行き方の方がわかりやすかったかも。