日曜出勤。

平日同様、早朝に出勤してさっさと済ませてしまおうとも思ったのだが…結局「休みは休み」だし、という謎理論から9:30起床。
もう少し寝てようかとも思ったのだが、足は冷えてくるし、頭は勝手に今日の段取りを組み始めてしまい…。
因みに布団の中で7時を超えると、身体が「今日は休日だった」と認識するような実感があったの、なんだか新鮮だった。

休日の「通勤」は、どこを見回しても若い男女のツガイばかりが目に付く。
マスクを外している人も、地味に増えてきた。
そもそも「公」という意識が欠落している人たちなので、こちらからは近寄らないようにする。
これから出かけるのか、それとも昨夜散々ヤッた後なのか…すっかりやさぐれた気分で会社に到着。
事務所の鍵は上司から借り受けてあるが、二重鍵はどちらもすっかり傷んでおり、一度では開かずに思いのほか手こずる。

まずは何をおいてもタイムカードへの打刻。
一番奥の通路側の内鍵は開けたままにしておいてもらうよう、金曜日にチーフから関係者に伝えておいてもらったのだが、いつもの習慣で施錠されていたら今日の俺の予定「即死」だな(それも悪くないな)、などと想像しつつ、裏手へ回る。内鍵は…ちゃんと開いていた(残念!)。
暖機運転が必要な印刷機を起動してから、おもむろにコンビニへ昼食の買い出しに。
金曜の帰宅途中に電器量販店に立ち寄り買っておいた無線LANルーターをひとまず、箱ごと旧社屋に放り込んで、代わりに以前自分が使っていたノートパソコンを事務所側へ持ち出す。
Windowsのセキュリティー更新が、旧社屋の無線LANルーターが死んでしまったことにより止まっているので、事務所側のネット回線を使ってこれだけを先に仕掛けておいた。

Bluetoothスピーカーを持ち込み、マイケル・ブーブレのクリスマスソングを鳴らしながらのひとり作業。
社長の確認が済んだ送付先リストは宛先別に「個人」と「法人宛」「法人(担当者)宛」の3つにリストを分けた。
1~2は比較的すんなりとWordの差し込み印刷だけで行ったが、印字量が多くて文字数の差が大きい3については結局、個別に手作業修正になった。
なにしろ新しい印刷機は「瞬殺」なので、万が一間違いがあった場合は取返しがつかない。
こういう大量の個人情報を扱う作業は、何度も経験している俺でも後ろに人の気配を感じながらだと集中できないのだ。
休日出勤を快諾してくれた上司は本当にありがたい。
社長は今頃、あったかい部屋でぬくぬくと次の執筆ネタでも考えているのだろうか、そう思うとやる気もそこそこに(万が一にも間違いがあった場合、せいぜい恥かいてくださいまし)。
アンタのリスト確認が遅れたから、俺がこうして休日出勤してまで帳尻合わせてるんだけどね。
2時間で全行程終了。
印字を終えたばかりのハガキの束を持って、郵便局前のポストへ…今年も無事に、投函を済ませた。

この後、旧社屋の無線LANルーターの設定を予定していたのだが、思いのほかテクノストレスにやられたので、月曜日の楽しみにとっておくことにした(これを言い訳に、ひとりで旧社屋に引きこもれるし)。
その最終営業日の水曜日は「大掃除」が予定されており、「15時退勤」との御触れ(笑)を出した社長は多分出勤しない。片道2時間通勤の俺にはどう考えても割に合わないので、年賀状発送の段取りに目途が付いた段階で有給を申請しといた(今日の代休、のつもりでもなかったが…)。
なので俺はあと週明け、月・火曜日の2日間出勤すれば、今年も終わり。

冒頭の通りやさぐれた気分で出勤、仕事を終えて帰宅すると、大手古書店からの段ボールが「…何か?」という感じで、折りたたまれた状態でポストに入っていた。
まさかこういう状態で届くものだとは。全くの想定外(注文品のDVDが先に届いたのかと思った)。

通常の休日同様、缶ビールを開けて今度はTake6のクリスマスアルバムを聞いている。いい気分。
台所の窓から差し込む西日に思わず玄関ドアを開けたら、Waccaさん(ツイッターにてフォロー中)の絵のような一面淡いブルーの空に、夕日が丁度沈むところだった。

昨夜ネットで調べて必死こいて設定した、VLCメディアプレイヤーでのBlu-ray再生。
恐る恐るBlu-rayディスクをセットしてみたところ…再生できたっ(嬉)!!
DVDの再生に比べると動作が緩慢なことがあるが、恐らくとてつもない量のデータをバックグラウンドでさばいているのだろう。
ノートパソコンの液晶画面で見る限り、画質がびっくりするほど違うというような感じはしなかった。
さっそくBlu-ray特典のキャスト・コメンタリーを楽しみながら寝落ちした。
善き日哉。