1本目。

意外にも、とっても懐かしい感じがした。
学生時代の下宿の香り、といったらいいのか(部屋には灰皿を置かない主義だったが)。タバコの巻紙の香り。恐る恐る火を点けた、煙のにおいも、変わっていなかった。キャスターの1mg(軽っ)。
先日逢った、スモーカーの先輩のことばではないが、「合法ドラッグ」。こんな簡単なことでハイになれるなら、すがってもみるか。10数年ぶりに自販機に向かった、月曜の夜。そのときのドキドキ感といったら、高校生が隠れて吸っているわけでもないのに。
何となくぎこちなかった手元も、本番帰りの週末と同じコースを吉祥寺から歩いているうちに、