俺のクリスマス嫌いに、何とか無理やり理由をこじつけようとしたのだが・・・嫌いなものは嫌い。感情レベルの反応だもの、理由なんかない。

日本は元来、『日本書紀』の昔から「やおよろずの神」というくらい、どこにでも神様が宿っていらっしゃる国だ。今さら排他的性格の強い一神教ごときに席捲される筋合いはなないだろ、江戸時代でもあるまいし。
神なき時代の恋愛至上主義と密接に関わっている、というのも、気にいらない。「神様、私は今年も、ヒトを愛することも愛されるようなこともしてきませんでした、そんなわたしは、今夜もひとりです。」という土俵際。この年末の忙しい時期に。

恩着せがましくバタークリームをたっぷりきかせたクリスマスケーキなんて、胃がもたれるだけだ。普通のショート・ケーキで十分だ。
プレゼントを買いにいくのが、億劫だ。というか、わざわざ交換するぐらいなら、自分が欲しいものを買わせてくれ。
住宅街でこれみよがしに電飾なんかつけるな。ドンキで売ってるようなサンタやトナカイをくくりつけたのを見せられても、中途半端に貧乏くさい。もみの木でも買ってきて、家の中で家族だけで、楽しんでくれよ。

ともかくこれ以上、俺の年末の過ごし方に指図をするな〜!
叔母の葬儀のとき大叔父がいっていた、「教師でなければ阿仁家(苗字?!)の人間にあらず、だもんなぁ」という呟きに、一緒に苦笑いしてしまったのを思い出した(このヒトももちろん教師ではない)。同じくらいのうっとうしさだよ。俺にとっては。

自分を貫くことは とても勇気がいるよ
誰もひとりぼっちには なりたくはないから
(スーパーバタードッグ「さよならColor」)

他人と同じでないと落ち着かない、というの、そろそろ何とかしたいんだけど。結局なんだか、これだけ愚痴グチいっている俺も、要は落ち着かない気分なわけだ。
今年も当日は仕事だから、これ以上荒れることはなさそーだ。何かやっていれば、気もまぎれる。昨年なんか、早くにクリスマス営業が終っていたから、当日が来ても「あれ、今頃だっけ?」っていう感じで全然重い気分にならなかった。

・・・ま、なくなったらなくなったで、こうやって自虐的に過ごす楽しみがなくなっても困るから・・・(ヒルズの夜景でも、撮りにいってこよっと)。