そんなわけで、アカペラ公園当日の、ペンギン練(見学者あり)。
一時間も早く着いてしまったので、アカペラ公園にも足を運んでみた。今回出演者にスタッフシフトを課したのが、いい意味で世代交代を促していたようだ・・・お陰で顔なじみがあまり、みあたらない・・・(みんな午後から?)。
自分が出演しない、という立場で冷静に眺めると、やっぱりかなり、自己満足的なイベントではあるなぁと思った。延々と、アカペラ。「無伴奏音楽」っていったって、もはや特別なものではない、と認識してもらうには、相変わらずこれ以上ない、パワフルなイベントではあるが。
自分で歌ってなんぼってヤツなんだな。俺って人間は、どこまでいっても。
やはりとんとん拍子に早く着いた、というゆたかさんと、駅で合流・・・あ、今思い出したが、次回ライブのチラシもらってくるの忘れたっ! S夫婦はこれを作成していたため、やや遅れ、とのこと。一足先に練習スタジオへ。
通常の平日練習よりは時間が長く、休日練よりは短い。少し丁寧に、一曲ずつこなした。
その後、メンバーの流れについて再び、アカペラ公園会場へ足を運ぶ。
この頃には、元々数少ない俺の顔見知りが集まるようになっていた。今回ほど事前情報がなかったこともなく、なんせ知り合い連中が何時から出るかすら、全く知らなかった情報デバイド<公園HPで調べるくらいのことはしろよ、俺。
出演者やスタッフだったら、プログラムが(メールで)送られてきてたもんなぁ。当たり前のことのありがたさに、今更気付く。
高島屋前のB会場から、メインのサンサンロードA会場入りしたのだが、どちらともたまたま同じような演奏傾向のバンドだったせいか、ちょっと辟易。知り合いの顔をひととおりみられたので、帰途につくことにする。
思えばこんな、肩の力を抜いた楽しみかたも、あったのだよ。
たまたま足を止めたところで、いいバンドにめぐり合える、ということもあるだろうし。今まで勝手にコミットしすぎて、ときには単なる「苦行」のようにしか感じられなかったこともあったが。
立川駅のペデストリアン・デッキ上にものすごい人だかり、と思ったら全員ビルの壁の方を見ており、そこにあったのは大オーロラ・ビジョン。折りしもディープインパクトがものすごい勢いでトップの馬を抜き去ったところ、ゴール前(菊花賞)。
この練習後で暖まった喉のまま、「をたく録」の続きを、今日こそは。忙しさにかまけて、このまま年をまたいでしまいそうな勢いだ、さすがにまずい。
この暖まった喉が結構クセモノで、後で録音を聞いたら、却って喉に頼る歌い方になってしまっていたようだ。音程が俺としては珍しく、下ずっている。
2時間ほど、機材と戯れたという感じで、夕食へなだれこむ。
食後はもうひとつの目的である、「ベリンガ」の視聴、というか初使用(ようやく!)。
横文字コンプレックスな俺としては、後々修理の際の不便さなどを全く無視して、舶来品を買ってしまったわけだが、ブランドとしては結構微妙なポジションらしい。
とはいえどんな機材も、自分の手足のように使いこなしてこそ、が俺のポリシー。
説明書を片手に、なんだかわからんボタンがちかちか点滅しているぞ、と内心ビビったりしながら、なんとかプリセットのリバーブだけでも。
某国産製よりは、俺の声にはなじむ感じがして、心配していた、リバーブ音だけが浮きまくる、といったことはなさそうだ。プリセットのまま使ってても、とりたてて不満は感じなかったし(お目当てのプリセット音を呼び出すまでが、リスト片手にひとりお祭りになってしまうんだが)。
とはいえ、次のステップに行くのが面倒くさいな。当分この程度の使用に留めるか(宝の持ち腐れ)。
簡単にトラックダウンMDをこしらえておいて、時間を置いて冷静に聞けるようになってから、「ひとり反省会」するか〜。