え〜い、

自宅部屋の空気が淀んでいる。いかんっ、不健康だ。
いまさらインドアの予定なんか、何もかもほっぽりだして出かけてしまえ、と割り切った気分になれたのは、ようやく昨日(7日)、GW最終日になってからだ、というのに、全国的に雨。全く、世の中はうまくいかない。
なぜかひとり、午後の森のなか徘徊中。
脳内にβ-エンドルフィン出まくり、な森林浴は、新緑の時期はすっかり終り、たっぷり湿気を吸って重たい緑色だ。あたり一面、雨・・・というか限りなく霧に近い。自分の足音と鳥の鳴き声しか聞こえない。
何で最近来なくなったんだっけ、ココ。という個人的な理由をすっかり忘れるほど、ごぶさたしていた。堤防の耐震工事のために、平成21年(!)まで、公園の大部分が立ち入り禁止になっていたからだった。と書くと俺の行動半径を理解している人にはわかるように、多摩湖畔ですココは。広い湖面を眺めるつもりが、たっちゃん池の水面に広がる波紋を見ている。
雨脚が少し強くなってきたようだ。アズマヤで少し休んでいこうか。
そういえばここに着いてからは、(道中の電車・バスを除くと)ヒトとすれ違ってないな。とようやく事態の異常さに気付く始末だが。本当にGWかよ、今日。
と、まぁこういうコースがデートに向いているかどうかというと、総じて「楽しいことを知らない、退屈なオトコ」でフラれかねない(経験者!)わけだが・・・どうも人が多いの、ダメなんだよな〜俺。
浪人時代、オトコだけ3人車で能登半島を旅行したことがあるが、俺ともうひとりはたまたま、こういう「まったり」志向で意気投合してしまい、どんな歴史上の古刹でも、陽だまりで小一時間、ぼーっとできさえすれば満足していた(縁側の、ご隠居か?)。一方、スケジュール通り観光ポイント(数)を稼ぐことに妙な達成感を求めるタイプの友人ひとりは、途中ですっかりへそを曲げてしまい…毎晩、無理にも酒を飲まして機嫌を取り繕うのに苦労したっけ・・・オトコ同士ですら、こんな具合なのだった。