21(木) 仕事ってなんでしょね。

前日にやたら専務から、「明日は出勤するよな」と念を押されたから(信頼されてないネ)、何かあるとは思っていたが。
それにしても何で移転実施日の、一週間前にもなってからなんだ?
だから相変わらず、仕事を訊ねられると、
「調整労働力です」とやや自虐的に答えるしかないのだが。
月給5千円アップ、と告げられたあとで、中野事務所へのコンバート宣告。
どうせ今まで同様、俺に反論の余地はないんでしょ。
あきれ返って黙っていたら同意したととられたようだが。
当然先方の作業内容と、俺の現在の仕事内容の精査、してもらった上でいってるんでしょうね。
先月非常勤ながら二人補強したばかりですよ、中野は。それで(常勤が)ひとりやめたからって、右も左もわからん俺をこっちからあっちへ・・・って根拠が知りたいんだが。まさか単に、むこうのいいなりになってる、なんてことじゃないでしょうね。
上司が現場を理解してないってのは不幸だよホント。管理業務の時もそうだったけどさ。

事務所へもどって同僚に「告白」したら、「本部が立ち行かなくなる」、とかなりの危機感を表明してくれた。
俺も少しは役にたつと思われていたみたいだな。ありがとう。
上司は前の日に打診を受けていたらしく、珍しく専務にくってかかってくれたらしい。

辞めるという決断までしちゃったヒトには、それなりの理由があるのだろうし、ましてや次が決まっているのなら、世の中に必要とされているヒト、ということでしょ。
長いこと不況続きなお陰で、人間だって右から左、モノ同様に置き換えのきくもののようになっちまってる。辞める辞めない、についても後先考えてる時間すらないし、ソレが身の処し方としても、ある意味あたりまえになってきてしまった・・・俺ですら違和感ないもの。
だから、辞めちゃった人を責める気にはならないんだけどね。
学生と話す機会があって、時々ぞっとするほど人間関係にさめている感じがするのも、こんな社会背景が原因なんじゃないかと思う。人としてはだからこそ、心の底から安定した人間関係を欲してしまうんだけど。だからなんだか、行動がちぐはぐ。

丁度その中野の前任者が、総会の手伝いにこっちに寄ったのだが、仕事の引継ぎ話なんかこのタイミングでしたくもないので、次はきまっているのか、どんなことがやりたいんですか、雑談。
自分の度がすぎたお人よしに、自己嫌悪。
音楽やってなきゃぁ俺もさっさと辞めちゃうとこなんだけどね、こんな仕事。