12:00 ノミの心ぞう(高島屋前)

楽器、会場で預かってもらってもよかったのだが、朝はまだ設営中だったので駅のコインロッカーに入れておいた。その荷物一式を取り出してから、特設ステージの後ろで組み立て。こんなことをしていると思った以上に時間の余裕がない本番前。コチラはメンバー三々五々集合の、ぶっつけ本番。
個人的にはさっきから2曲目のテンポ出しが、どーも不安で・・・(いつも早すぎてしまう)。
点呼にきた会場スタッフの方からは、「ほぼ時間通り進行中」とのこと。直前は昨年の立川・クリスマスコンサートの際にご一緒させていただいた、「西多摩社中」の方々だった。
昨年も演奏したこの会場、ステージ上のモニターが良好とはいえないが、座って叩いている俺のすぐ右横が歩道で、お母さんに付き添われた3歳くらいの男の子がじっとフリーズしてこちらを見てたりして・・・思わず手をふっちゃうもんね〜。なぜか小さい子どもは打楽器が好きなんだよ(わかりやすいから?)。こういうボーダレスな雰囲気が、実に楽しい。
今日の演奏では純吉さんが、ノミの心ぞうでは初めて、三線デビュー。既存曲のアンデス・バージョンも楽しい音に仕上がったようだ。
曲のテンポが速いものになり、客席が盛り上がってくるのが直に感じられると、勢いこちらの演奏にも熱がこもる。
涙そうそう」では、感極まって最前列の子どもたちが涙する場面も。もしかしたらこの歌、学校でも習ったのかな。
こんなことは、ステージ経験が長いこちらとしてもそうそうあることではないけれど・・・曲にまつわる自分たちだけの思い出として、これからも大切にしてもらえれば、演奏する側としても何より、これにすぐる音楽冥利はない。
・・・俺も小学校のとき、大好きだった音楽の先生が異動してしまって、その後しばらくしてからお逢いする機会があったとき、うっかり泣いちゃったこと、あったっけな(遠〜い目)。

そんな演奏内容を反芻している余裕があるはずもなく、俺だけこんどはドラム一式担いだまま、次の会場、伊勢丹前へ。