トライトーン・ライブへ

研修明け。泥のように眠っているだろうと思っていたら、自分でも思いのほか、いつも通りの時間に、何の抵抗もなく起きてしまった…今日は休みだってーの。
遅配の噂もあった給料も、無事入金が確認されたので、目論見どおり関内ホールへ当日券を買いに。こういうとき、テツは強い。万が一、当日券が入手できなくても、遠出の過程を楽しめればいいんだから。
あ、因みにトライトーンのライブのことです。
まだ開場前だったが、既に行列ができていて、そこここで常連とおぼしき方々同士の「社交辞令」が始まっちまってる。当日券は無事入手できたので、この雰囲気に気おされつつ、一旦会場を離れた。
本番直前の時間にホールに戻る。全席指定。
ガラガラの二階席最前列。クラシック・コンサート目的のホールなのか、通常天井から吊られているスピーカが見当たらず、ステージ両脇のでっかいスタック・スピーカだけのよう。音量は十分ながら、二階席では残響だらけで、せっかくのボーカルの音抜けがすこぶる悪い、のは仕方ないか。
演奏の方はまさかに直立不動、ということはなく、あのテこのテで楽しませてくれる。
そんな中でもやはり、多胡(兄)さんと、ちづるさんがリードをとる曲が、一番聞いていて安心できてしまう。出戻り(^^)だという多胡(弟)さんの、ステージ経験の差が見えてしまうのは仕方ないとしても、このおふたりは安定感がケタ違う感じ…こういう歌い手になりたいもんだ。もちろん他のメンバーが巧くない、というわけじゃないのだが、どうしても「楽器」が同じだと…。
それにしても、プロとアマの差がこれほどあるジャンルもないんじゃないかと。自らの立ち位置も含め、いろいろ考えされられた1時間半。やはりプロのステージにも、もっと日ごろから触れる機会を持たないといかんな、反省。
あれ、もしかして俺、初めてだったんじゃ…?

昼間のライブは白昼夢のようで。ステージのカクテルライトが目の中に残っているのに、外に出ると気が抜けるほど、まだ明るい。帰りは美女率の高い東横線にするか。