夏が終る

何しろかような精神状況、(客観的には)段取り状況で、見かねたのか上司からは「この土曜日くらいは休んどけ」、といわれていたが、どうあがいても土曜にはみ出ちゃってるじゃん、仕事量。で結局、土曜も出勤。
日曜日はかねて予定通りの会場設営作業日。ここまできちゃったらもう、ぐだぐだいっても始まらない。
こんなのぁ「現場対応力」で乗り切るもんだ、といい放ちつつ・・・。
俺のどこに、そんな経験値があるんだよ。歌舞いてる本人ひとりが、どこまでいっても不安(と孤独)を拭えないんだが。まさかこの期に及んで、周囲を不安にさせるようなそんな素振りは出来ないわけで。
そうはいっても段取りだけは進めなければならないので、仕方ない、いつもに増して他人をこき使う。というかほぼ丸投げ。
先日一緒に飲んだ、イベント「同志」2名が早速ボランティアで参加してくれてる。昨年もお世話になっている彼らはとても現場慣れしており、指示待ちなしで常に動けちゃう人たちなので、それだけでも百人力。
こういう信頼関係は、いくつか一緒に仕事をして互いに築いてきた阿吽の呼吸、みたいなもんだ。
加えて俺の疲労困憊ぶりを見透かしてか、予定表に17時撤収とあった朝の打ち合わせで、「16時であがりましょう」といってくれた・・・そうはいっても彼らにとっても勝手のわからん現場で、俺が足をひっぱっちゃったからか、撤収は18時になってしまったが。
こうしてまだ飾り付けがされていない、組みあがったばかりのブースや看板は、これからイベント、という高揚感よりも、どういうわけか「祭りの終り」の静けさの方に限りなく近いように、俺の目には映っていた。
いよいよ(ようやく)、明日から9月。