奇数月末、恒例の大量発送作業。

いつものように、お借りしている印刷所での印刷が終り、退出時に挨拶をしたら、
「あなた、とっても手馴れてるね」
とお褒めのことば。
嬉しいです、と素直な気持ちがことばに出る前に、
「こんなことばっかり、長いもんで」
などと返してしまう、ひねくれモノな俺・・・褒められるほどの価値なんか、もはやもちあわせていないんですけどね。

どんな具合だったかというと、機械そのものの扱いもさることながら、
今日の仕上がりは、A3、A4各1枚の両面印刷(全6面)
まずはA3オモテから印刷、輪転機はやや低速回転。
次にA4オモテを普通回転で印刷、その間にA3の印字面をさばきつつ乾燥。
それからA3ウラ面を印刷、A3の場合はやや低速回転に戻す。
A4ウラが輪転機にかかっている間に、A3の先出し分からできる限り二つ折り作業。どうせ事務所に戻って人海戦術で手折りできるんだけど、この間でだいたい、半分の500は折れる。事務所に戻っての封詰め発送第一陣は750なので、あと少し足らないんだが、作業短縮にはなる。
A4ウラの印刷が終ったら、途中でも未練を残さず、折り残しはそのまま、全て事務所へ持ち帰る。
機械さえ途中でグレなければ、ここまで最短、約1時間。

なんでこんなに時間が切迫してるかとゆーと。
ゲラ⇒校正がいつもにも増して押してしまったので、文字通りそのツケが、俺の管理下の作業に回されてきた構図。そもそもの印刷予定日は昨日のはずだったが。もうここ最近の数号、予定日に印刷機が回っていたことがない。印刷予備日なんて呼び方をつくるから、予備日が印刷日になっちゃって久しい。
事務所に戻ると非常勤スタッフ2名をこき使って、また最短作業記録をうっかり更新(印刷から折り、封詰め終了が13:30!)してしまった。こうして間に合う前例を作っちゃったので、多分次号はもっと押すこと、疑いなしだ・・・別に給与に反映しないんだがねぇ。そもそもやっぱり、頭脳労働向きでないのね、俺。
今日はさすがにこれ以上、他の仕事する気がわかねぇよ。

それにしても、紙ばかりで重いカートを引きずっての地下鉄移動には、毎度辟易する。
楽器を運搬していても、ときどきキレそうになることがある。
俺はまだしも「健常者」だからいいようなものの、駅員がほぼ介添えしてくれる車椅子、ほどではないはずのヒトたちの怒りは、俺なんかの想像を超えちゃってると思うよ、ホント。