国分寺・クラスタ

今夜はソロが3曲もあったのだが俺、相変わらずの両手瓦解っぷりのまま、終了〜。
前回試用したストンプボックスを、今回本格導入してみたこともあって、もう少し音にバリエーションが出せるかと思ったが、やはりジャズ・ドラマーが難なくやっているような、フロア・タム代わりにバスドラを使う、という「境地」には程遠い。因みに持参のトラベル・コンガをタム代用にできないか、とも思ったが、実際にスティックで叩いてみるとスネアよりも高い音になってしまって、こちらは断念。
それでもバンドというのはありがたい「共同体」で、もちろん俺が、見失った楽器のフレーズ・フォローをすることもあるが、俺が見失ったソロ終りで誰かがレスキューしてくれることもあるから、自らの稚拙な演奏で迷惑かけてるなぁ、とは思いつつもひとりで演奏しているよりは、何が起こってもなんとかなっちゃうような気がするし、何よりお客さんの反応によっても演奏のアツさが毎回違う「ここ一番」は、楽しい。
「Tea For Two」の変更になった曲中テンポも、みんな難なく合わせてくるし、「It Don’t Mean A Thing」歌いだしのアウフタクト、スネア入りはフラムから1打入魂(^^)に変更したのだが、ボーカルと息が合った瞬間は久しぶりにぞくぞくした。
一方、先日の国立・はっぽんで思いのほか好感触だった「So What」という渋めな曲では、ウクレレのふたまわしソロの後、全員で迷子・・・などとゆー事態もあったが、みんなでそ知らぬ顔して強引に戻ってみたり(^^;;;・・今夜もいろんな「事故」はありましたが。
ビリー・ジョエルの名曲「Just The Way You Are」では、今回演奏の下敷きにしているライル・リッツ「風」(一夜漬け)の方向へ、思い切って変更してみた。「鉄道むすめ」のDVDボックス(あ〜あ、買っちった)をアマゾって買ったついで(どっちが?)に前日、音源が入手できたので。メンバーには概ね好評だったようだ。

ゲスト演奏をお願いした、西平正子さんのトリオ、編成はご本人のピアノに、ギターとパーカッションによるインスト演奏。申し訳ないほどの短い時間、数曲の演奏でしっかりとユニットのカラーを打ち出していて、とても小気味よく、またカッコいい演奏だった。対象的なケンジさんの、「私はプロじゃありませんので(^^」なんて、とぼけた(?)味の発言も、ツボでした。

終演後も、パーカッション・ペーさんによる、即興パンデイロ講習会が始まったり、即興セッション演奏が始まったり、今夜は演奏者密度の濃い客層特有の、陽気なウチアゲとなりつつ、中央線の夜は更けていくのでした。
あ〜、久しぶりに音楽三昧な一日だった。