昔語り

ひょんなきっかけから声をかけてもらった、8月の企画で一緒に歌うことになったメンバーの自己紹介文中に、とても懐かしい合唱団の名前。
一気に当時のことが噴出した、ノスタルジックな昨今。

今でこそこのように、すっかりジオン軍な性格の俺だが、中学時代はガッツリ、ガッシャー。
それも全国大会の常連校で(俺の在籍中は常勝、とはいかなかったが)、OB・OG合唱団がちゃんと運営されているレベルの。
このOB・OG合唱団が、この度、文中でお目にかかった名称だったわけだが。

そんな当時の俺はもちろん、高校に進学してもこのまま合唱部、という青い人生設計を描いていたのだが、その目論見は高校入学直後に早くも全壊した。
学校案内に記載されていたはずの合唱部は・・・廃部、前年度末に。
こればっかりはどうしようもない。
結局、もうひとつの趣味の方をとって写真部に所属し、「超人●〜る」の連載が始まるよりも前に、「超人あ〜●」のような毎日を送っていた。
片やこの間、もっぱら俺の音楽的な欲求を満たしてくれたのが、フュージョン・バンドでのキーボード担当と、件のOB・OG合唱団だった。
フュージョン・バンドの方はドラムが超高校級にファンクなヤツだったので、こっちは文化祭のステージで体育館に出演したり、高校生のくせして国分寺あたりのライブハウスに出没させてもらっていた。
一方の合唱の方はそのうち偶然、この学区域に中学の先生が転任されてきて、数は少ないながらも歌える後輩が進学してきたりして・・・なんか面白かったな妙に。
面白いといえば俺らの頃はまだ私服だったし、そんな具合にまだまだ自由闊達な校風、というかのどかな時代で、のちに吹奏楽部の学生指揮者になる友人が、どこで知ったのか俺に声をかけてきたことがきっかけで、「合唱愛好会」なる非合法団体を結成したのが1年の秋。
以来毎年、文化祭になるとどこからともなく沸いて出て、ところ構わず演奏を挙行、「当局」に制止される前に歌い逃げする、という地下活動を毎年1回、展開していた。
これが、俺が後に本道(合唱)から外れてアカペラ体質に移行する原体験になったことは間違いなく、今となっては予想外の廃部も悪くはなかったな。
こうして退屈知らず、八面六臂な活動の高校時代を送っていたが・・・全く異性からは魅力的な男に映らなかったらしく・・・この点は、今と変わらず(^^;

すっかり話が逸れたが
こんな日々を送るうち、ついには「非合法」が日常になってしまい(?)・・・というか丁度自らが「遅すぎた反抗期」に入っちゃったこともあり。
OB・OG合唱団の方は、3〜4年ほど出たり入ったりを繰り返していたが、いつの間にか縁遠くなってしまっていた。

中略、現在に至る(^^;

今回の定期演奏会、なんと第35回だそうで。
俺が出演していたのは、第7回とかそのあたり。
こんな昔話をするほど、すっかりトシをとりました・・・(遠〜い目)。