「あまガッツ」ライブ

は、東新宿・LOVE TKO。昼夜二回公演の、夜の部。
いろんな意味で、個人的にこころかき乱される(?)ライブだった。

終演後、その場でウチアゲにお誘いいただいた。
日ごろあまり水分を取る方ではないのだが、今日は道中、熱中症防止のため水分を取りすぎたせいか、ややビールがうまいと思えず・・・摂り過ぎたか(><)
さすがに昼間のカメラ散歩で、やや暑さにやられていたせいもあるかも。
あまとらさんからは、「P●の方ですよね。」と声をかけていただいた。ありがたいやら、(その後の顛末があまりに)こっぱずかしいやら・・・。
それにしても、しょーこさんやRENTくんは、どこかしらであまとらさんたちと繋がっているらしく、かなり話が盛り上がっている様子。
みんな、すごい人たちだなぁ。

その、あまとらさんの演奏は、シミニックさんのベースを中心に、そつないスウィング感。
後でお話を伺ったら合唱経験者(指揮者!)だそうで、これは俺としてはかなり意外。なんとなくクラシック系のヒトのスウィングって独特の癖があるもんだと思いこんでいたのだが、そんなともすると力むような感じが、全くなかったのだ。
繊細なハーモニーと、大胆なMC(^^;
これはもう個人的好みのハナシになってしまうんだろうが、他方4声ながら「出し合わせ」のパワーで厚みを聞かせるTanto Gutsの演奏と対照的で、いい企画のライブだった。
続くTanto Gutsの演奏では、一曲目だけちょっと、スウィングの立ち上がりが悪い気がしたが、相変わらずナイチンゲールの、テーマに戻る直前の難解なコードがぱっと「目の前が開けるように」鳴ったとき、正直ちょっと鳥肌がたった。
相変わらず何気なくこなすよな〜、こういうこと。

日ごろ、他のバンドのライブを拝聴していると、その演奏が上手い・下手に関わらず
(むしろウマ・ヘタはあまり気にならない)俺の中でいつも無意識に動く感情はついつい、この人たちはコレがしたくて歌っているんだろうなぁ、と勝手に想像・共感したりとか、俺だったらどういう風につくるかなこの曲、とか。
そういう生演奏から得られる刺激が、自らの活動のモチベーションになったりもするんだが。
このところのアカペラにまつわるイロイロですっかり懲りてしまったのか、ライブを聞いていて恐らく初めて、そういう思いがわいてこなかった。
もちろん今夜の演奏の質、とかいう話ではなく、極私的な事情。
カラダよりも「耳」の方が先に、サビついてしまったか・・・。
自らが主体的にアカペラ「で(が)」歌いたい、というモチベーションが、今の自分にはまだ戻ってきていない、ということに気付いちゃった、のかも知れない。
ま、気持ちの問題だけはどうしようもないから、ここは時間をかけてでも付き合うしかないんだろう、自分自身とくらいは。
衆生済度。