毎年のように、ウチアゲが始まってから方向を定めて、ビールとつまみ片手にゆっくり歩きまわる。
･･･どうやら尾行はついていないようだな（^^；
今年は川風が心地よくさわやかで、こうして歩き回ってても汗をかかない。もちろん人込み、などとは無縁の徘徊をしている。
あんなに鮮やかなオレンジとレモンイエローの花火は、昨年はなかったような気がする。今年の新色だろうか。
こうして丹田に響く火薬の音を楽しむことができる、平和な日本。
酔った頭の片隅で、そんなことを思った。
景気の悪化で開催中止に追い込まれる花火大会もある一方、ここでは惜しげもなく連発される花火。一発いくら、などという野暮なことはいいたくないが、惜しげのないウチアゲっぷりに、こんなご時世だから、という江戸っ子の粋を感じとってみたり。
もう少し節操があってもよかった気もするが。
十分な間隔をあけて、一発ごとに大きくなっていく、なんて打ち上げ方の方が「音楽的」で（？）、見ているこちらは気分が盛り上がったりする、意外と。
そうして迷うことなく、昨年と同じ場所にたどり着くことができたので、地元の方々と一緒に寝転がってビール飲みつつ。
ここ数年でも、ベストなコンディション。
これからゴミの片付けや撤収作業を始められる、町会・自治会の方々に、こころの中で頭をさげて。
･･･花火が近すぎて、見上げた首がちと痛い。
