半年分の、澱

さすがに毎日、ではないんだが、朝のラッシュ時、バスにベビーカーのまま乗ってくる若夫婦がいるんだな。
何でたたまないんかな、という単純な疑問から、いろいろ思いを馳せてしまった朝の通勤車内。
そも、バス会社が許すようになったから。まぁたたむと却って、それ自身が重い荷物になるな(すでに子どもだけでなく、何某かの荷物も積み込まれているし)。
俺たちの乳幼児時代の乗り物は、こんなおしゃれじゃなかった・・・乳母車。オールスチールの重々しいフレーム、もちろん折りたたみなんかできる代物ではない(って記憶がさすがにおぼろげだが)。
そういえば、ワンステップバスも、駅のスロープも、エスカレータやエレベータなんてぇのもなかった。エスカレータなんか、今でも江ノ島では有料なくらい、珍しい乗り物だった(?)。
そんな社会的ツールがなくたって、社会全体が子どもを育てていたっていう考え方も、あるにはあるが・・・。
上司が一足先に休みに入ったこの一週間。ただ大人しくやりすごしていれば、と思っていたが、週の後半に入って、本人疲れていないつもりでもこんなクサクサした堂々巡りが思い浮かぶくらい、心労がたまってきていたらしい。
ひとり残業中、見慣れた自分の机上に目をやれば、積みあがった書類の山の、その高さ。ほぼ半年分の澱(おり)か、俺の机上!
自身の整理能力のなさを改めて重く受け止めつつ、非常勤スタッフに丸投げしてしまった・・・ら、あっという間に片付いた。最初からこうしていれば。
その傍らで、俺はといえば、
木曜日。やや専門的なご相談への対応数件に、来年の「仕事」を取ろうとしてか、業務時間内だというのに測量を始める業者は来るは、同僚からは本部の惨状が耳に入ってくるはで、かなり憂鬱。
金曜日、朝からLANの断線、視察対応のプレッシャー、プリンタの不具合に起因する仕事の大幅ペースダウン。
まったく、上司のいないときに限って・・・。

あぁ〜、ようやく終った一週間。これで明日から、夏休みだぁ〜。
というわけで今年はこれから、ブラックアウトの一週間(もうすぐ、年末じゃん)。
次回更新は、11月2日以降の予定(この間、本番演奏は2日)。