流山詣

先日の上信電鉄に行ったので火がついちゃったのか、大好きだった頃の西武線の電車に無性に会いたくなったぞ、第二弾。同じく西武線の中古車が活躍している、流山線に行くことにした。
実は先日来、平日休暇に行くつもりだったのだが、先日その休暇が急遽ズレたおかげで、天気は冴えないわ、気力は萎えるわで順送りになっていたところ。
筑波エクスプレスの流山セントラルパーク駅から歩けそうだったので、遅まきながら初乗りも兼ねて。時速130kmは、新幹線ほどではないはずなのに、線路の幅が普通のせいか、とてもトバしている気がした。しかもこれで、ワンマン運転
案の定、途中には何もありませんが。

テツとしてはずっと総武流山電鉄と呼び習わしていたが、実は最近になって、かつて略称だった「流鉄」株式会社に変更になったらしい。
元々常磐線のルートとして計画されていたらしいが、鉄道といえば蒸気機関車だった当時、地元の理解が得られず常磐線が現在のルートで確定し、その後やはり地域の活性化に鉄道は必須という時流になり、町民有志の出資により改めて開業したのが現在の流鉄、ということらしい。常磐線から分岐する馬橋、その先が常磐線につながる計画があったかどうかは知らないが、今も終点の流山までわずか5.7km。
今は全てが元・西武線。総勢6本。
もちろん色は外部色は塗り替えられていて、それぞれ違う色に塗られているのは井の頭線のようだが、加えて愛称をつけて大事にされているようだ。
休日ダイヤの今日、全線単線を真ん中の駅で交換しながら日がな一日往復しているのは、
▼「なの花」号(黄色)

▼「青空」号(青)

の2両編成2本(従って今日一日、走っている電車の写真を撮れば必ず黄色か青になる)。

車庫のある終点流山では、平日のラッシュ時用として3両編成が昼寝中。
▼「若葉」号(薄緑)

▼「流星」号(オレンジ)

次期廃車候補か? 車庫の奥の「明星」号(ブラウン)は、既に愛称板がはずされてて…。

はるか以前に訪問した際には馬橋駅にも一本留置があったはずだが、今日はいない(さすがにダイヤが変わったらしい)。そうなるとあと1本、「流馬」号(水色)というのがいたと思うのだが、車庫にも途中駅にも見かけず、既に解体? 車庫で整備中の新車(これも西武からの嫁入り車)の愛称はまだつけられていなかったが、もしかして「流馬」号を引き継ぐことになるんだろうか。

…十年一昔のようなちっぽけな電鉄の情報は、なかなか入ってこないもので。
「部外者」としては、変わらずあること自体が一番嬉しいもんだが、いざ変わるとなると規模が小さいだけにあっという間なので、こうして慌てて訪問してる俺がいたりする。