初・がらくた座体験

毎回お誘いいただいていたのだが、俺としてもようやく叶った、がらくた座。
1曲目でいきなり、こころの「思い出」をざっくりとえぐられて、思わずニンマリしてしまった。かつてアカペラ・バンドで歌ってきた曲で、どうやってもメンバーのキャラが立つ部分のあるアレンジに、自分たちで演奏していた当時を強烈に思い出してしまった。
中学時代に歌った曲を、「お兄様・お姉様がとってもうまく歌うコーナー」(?)もあって、未だにこの曲をソラで歌えちゃう俺ってどうよ、と思いつつ、やはり洗脳(暗譜)するなら若いうちだな、とか(^^;
そんなともするとややつかみどころのない印象のステージが2つ続いた後の、休憩をはさんで3ステ目。
ここでようやく、こういうことをやりたい歌集団なんだ、ということが俺の中ではっきりした(予備知識なさすぎ、なんだけど)。
顔見知りの面々が、(どちらが「本職」なのか)俺の知っているのと違うジャンルの演奏をとても器用にこなしていて、正直びっくりした。
そんなわけで、今のステージに何か注文をつける部分がある、とかいうことではないんだが、例えばこの方向でもう一段上を目指すなら…偶然、例の9月のイベントにかけた上映会で、「つぶより花舞台」という自主上映映画を思い出した。俺はこっちの世界、このくらいしか知らないわけだが、上質なドキュメンタリーとして、芝居の組み立て方、独特の価値観、取り組み方のヒントなどなど、メンバーで共有しておくといいんじゃないかと思った(音楽的にも、練習に取り入れられる手法がありそう)。
俺自身、夏に同僚のお芝居を見せてもらって、それはそれで十分楽しかったのだが、この映画を見てからだったら、もっと別の視点で楽しめたなぁ、などと思っていて、このところの俺はどうも、物事の順番が逆になってしまってるなぁ。
音楽には音楽の、芝居には芝居での、独自の表現方法、みたいなものがあるらしく、それは似ているようで似ていないようで…。
久しぶりに、たくさんの刺激をいただきました。

なんでも中学時代の合唱部関係者がいっぱいいたみたいで、過去に様々な「悪事」を働いた身としては早々に「遁走」してしまった…本当に、失礼しました。
どうもコンサート終了後のロビーでのアレとか、同窓会とか、そーいうの苦手で。相変わらずヒトにお話できるような暮らしぶりでもない…。