ただでさえ重い月曜朝の、足取り。

バス停まで、前を歩いていたのは、2人の子連れ、若夫婦の4人家族。
早くも実家にでも帰省するのだろうか。何の変哲もない、むしろほほえましいくらいの家族に見えたが。
バス通りに出たタイミングで追い抜こうと思ったら、若い嫁さん、小学校低学年くらいの娘さんに
いきなりケリ…!
なぜか急にキレたらしく。
当然その後、耳をすまして事情をうかがってしまう。どんなに大事なものだったかは知らないが、娘さんが、持っていた何かを壊してしまったらしい。父親があわてて駆け寄ってきて、娘に経緯を聞こうとしているが…俺は、まだ歩き始めたばかりの弟さんと同じく茫然自失。
っつーかここまで俺、この家族のバックグラウンド。
あー、朝から憂鬱なもん見ちまったぃ(目は覚めたが)。

丸一週間の休暇(慶事)になってしまった上司、今日から復帰。
現実として、年の瀬のこの時期に、今更なにを始めたところでもう間に合わん。
そんな事情明けだからなおのこと、顔を合わせたら何て声をかけていいのかわからない、オトナの付き合いは、難しい。
葬儀疲れからか、案の定いつもにも増してちぐはぐな反応だし。
そんな具合で、今日以後の年内シフトの関係もあって、年賀状の発送がどうあっても25日に間に合わないことが早くも確定した。

昼休みには、中学時代の同級生から電話。お父様の葬儀のお報せ。
一方では、先日のライブに対してメールをいただいたり、お礼メールを送ったり…まだなんだか夢から醒めないような嬉しさもありつつ。
どちらも俺にとって無視できない自分の感情だけに、やや心的反応が混乱、乖離ぎみ。
だらだら、仕事してるフリなんかするから却って疲れるんだろうが、加えて心的倦怠感。
「師走」の慌しさはちゃんと、やってくるもんらしい。