くじける。

先週末に行った雨の北鎌倉は、(観光地にしては)あじさいのシーズン前ということでまだ人出も少なく、新緑独特の風情があって大変よかった。
昼食の茶屋で緑茶が出たのだが、飲んだとたんになんだか喉がはれるような違和感もあって・・・思えばあれが、自律神経がオチてるときの自覚症状だったんだな。

気力だけで月曜日、通常出勤してみたが、翌火曜日には早くも挫折。
気持ちのほうが先に、折れてしまった。
週末の記憶がどんなに楽しいものだったとしても、一気に現実・・・例によって右手が一面、ずる剥けだ。
こうなるともう、簡単なメモすら取るのが苦痛。まだしもこうしてキーボードで文章を打つのは可、ではあるが。いかに日ごろ、何気なく「手」というものを酷使して、仕事というものに従事しているかがわかる。

日記を読み返す、までもない。この季節の変わり目あたりでは、毎年律儀に体調がくじけている、これも律儀に、繰り返し。
物心ついた通学時代から繰り返してきたことではあるが、波状攻撃のようでもあり、特にここんとこは年とともにカラダもココロもシンドい。
右手一面、ただただ石膏のように亜鉛華軟膏を盛ってひたすらフテ寝。
部屋の四方にそびえている楽器ケースに、うっかり触れてしまい、またどーして楽器ケースってのはこう、申し合わせたように黒いのか、軟膏がくっついて白く汚れ、生地の溝の間に入って取れない・・・また気分がめり込む。
気温の乱高下に、湿度と気圧の激変。
発汗異常が症状に拍車をかける。
ただぼーっと立っているだけでも、体力気力を消耗するような陽気なのだ恐らく。
そんなわけでこの忙しいのに無理いって、火曜・水曜と二日も続けて欠勤してしまった。

さすがにこんなことぁ、「3日やったらやめられない」とことわざ(?)にもあるので、木曜日の今日はこれまた気力だけで、出勤してはみたが。
こういう気分のときは、何を見てもダメだねぇ。
先日打ち合わせに伺った、取引先の事務所があまりにも立派だったもんで、しかもコギレイなお姉さまがご担当だったりしては、嬉しいと思う前に翻って自分の机の「底辺」ぶりにすっかり嫌気がさしている。
カネが全てじゃないけど
同じような仕事してて、片やこちとらは下請けの身だ。この差はどうよ、などと思ってしまっては、ますます身動きがとれん。

こんな不自由なカラダなんか、一日も早く朽ち果ててしまえ、とココロである「自分」が思う。カラダが朽ちたらココロも無事ではすまないはずなんだがね(あたりまえ)。
音楽やるにも仕事するにも、
やっぱり健康が一番、だよ。じっと手を見る。