ノミ練

年が明けてから今日まで、それぞれ別々の音楽活動を通じてすれ違ってはいたが、全員顔を合わせての練習は年内初。
「アケマシテオメデトウ。」
ちっさい楽器バンドな俺ら。もちろんボーカルも入ってのフル・メンバー。

4月の本番スケジュールに備えて、今日の練習は曲出し。
リーダーや真司さんが持ち寄った楽譜を眺めつつ、一通り元唄の通り演奏してみてから、アレンジを詰める。
こういうとさぞかし独創的な作業に聞こえるかも知れないが。
具体的な内容たるや、ファンクだボッサだスウィングだ、と基本リズムをあれこれ変えてやってみる。
この段階の練習が、このバンド一番の笑いどころ(!?)でもありまして。
ある程度曲の形ができあがった段階よりも、実はこの段階での練習見学をお勧めしたい(笑)。

どうやら俺以外のメンバーも相当に「まっとう」が嫌いらしく、アレンジ煮詰まる、というよりはどうも意見の一致をみないまま、次々といろんなリズムを試し始めて止まらなくなる(すでに手段が目的化してしまった状態)。
そのうちみんな、明らかに脳内からなんか別のものが出てきちゃったな、という風になってくると(単にスタジオ内で酸欠、という解釈もあり得るが)
「じゃ、次はスカで」(!)
とか、原曲となんの関係もない突拍子もない提案までが飛び出してきちゃったりして。
・・・誰か、間違った方向に行こうとしている俺たちを、止めてください。

個人的には基本リズムのバリエーションったってそんなにたくさん知ってるわけでなし、まして実際に叩けるものとなるともっと少ない。
同じような刻み(16ビート)だからいいだろう(!)と、本人のみそのつもりになって叩いていたが、どうやらアクセントの位置が独特だし、傍から聞いているとサンバと区別がつかない状態で叩いていたらしく、メンバーの指摘を受けてトライ・アゲイン・・・テンポをキープするだけでいっぱいいっぱい。
正直、あってるかどうかはわからんし、こうなるとリフを入れる余裕も全くない、というかこのリズムでリフって?(瀧汗)。
・・・すみません、勉強しときます。

本日一番の爆笑アレンジがこの、休憩直前のもので。
これにはさすがにたまらず、俺から「ちょっと休憩」宣言、水分(と酸素)補給。
リズム隊が一番疲れるのよ、こーゆーの。

冷静になって後日、録音を聞いてみると、あの時はあんなに爆笑だったはずなのに・・・「なんじゃいこのアレンジは!?」ということも、ままあるのだよ。
っつーかそもそも、価値判断がソコ(爆笑ウケ)でいいのか、いいのんか。

というわけでアタマもカラダもフルに使った練習、終了〜。
当然、こういう充実した(?)練習の後は、本番直後と同じくらい酒がウマいわけで。
調子にのって飲みすぎたのか、翌月曜日は軽い喘息で、欠勤してしまった。
自宅では、本人が笑っちゃうくらいおもろい程によく眠れた。
自覚はなかったが、実は相当に疲れがたまっていたらしい(またかよ)。