気持ちを、切り替えねば-1-

実はこの後、6月に控えている水の輪合唱団の定期演奏会でリズム隊がお手伝い(伴奏)する、という企画のため、練習に武蔵小金井に向かっていた。
車内では散々、ヤツアタリ三昧だったふたりではあるが、もちろん水の輪合唱団の方々に、何の落ち度があるわけでもなく・・・単にこころおきなく本番後のビールにありつきたかった不満を、ガス抜きしていただけで。
それも、練習が無事に終り、水の輪の方々と飲みに行く頃にはすっかり楽しい気分になっていた、いつものトリ頭。今日のビールへも実に、長く曲がりくねった道であった(^o^)
合唱とともに、ピアニストとも初合わせだったのだが、そんなことを感じさせなかったのは、俺の実力、なわけではない。その後の飲みでは更に意気投合してしまい、楽しい時間を過ごした。
「音で繋がる関係って、とっても濃いんだよね」
とは、練習後のピアニストから漏れた、けだし名言。
俺自身はというと、練習所に到着と同時に、今日は本番兼だったので勘弁してもらったバスドラがないとはいえ、練習演奏に支障のない範囲で持ち込んだドラムを組み立てる。丁度練習合間の休憩時間でもあり、衆人環視・・・「公開組み立てショー」だ。一気に緊張が回ったのか、演奏前から汗だくで、思わず団員の方から「クーラー入れましょうか」などといっていただく。
小さいとはいえ30人からの合唱団の演奏を、俺が原因で止めるようなことはあってはならないので、とにかく気をつかった初合わせ。テンポも自身が基準、ではなくて指揮者に合わせる、という新しい経験・・・そういえば打楽器で、ノミの心ぞう以外の場所で演奏させていただくのも、初めての経験だ。
歌う側で在籍していたことがあるのだが、改めて数えてみたらもう、30年も前のことで、俺自身も愕然とした。
主宰の先生は変らずお元気で、思いがけずこういうご縁ではあるが「里帰り」することになり、とても喜んでいただけた様子、その様子をまた、あたたかく見守ってくださっている合唱団員の方々、という、終始とてもいい雰囲気の中での初練習だった。
次回練習ではいよいよ、ドラム、フル持込み(予定)。