始まりの、号砲一発(?)

今年もこうして、隅田川の花火大会に。
こちとら、江戸っ子のはしくれでぃ。というわけで、今回も人込みとは無縁の場所での、花火鑑賞。
心配していた天気も、雨の一滴も降ることなく。
火薬を、音と彩りで楽しむことができる日本は、いい国だ。
とりわけいろんな思いのあった、今年この数ヶ月。
一ヶ月遅れの開催ということもあり、ビールを楽しむには寒いくらいの陽気。
一枚目の写真の場所で、十分に楽しめる距離だったのだが、例年のようにビールとツマミを片手に少し徘徊。これもまた、下町情緒を愉しむ花火の風情。
少し花火に近づいた、写真の場所で再び腰を落ちつけた。

ほんの少し近寄っただけ、のつもりだったが、音がずしんと腹に響くようになり、にわかに近づいた感。
残念ながらPHSで撮ると、色がはっきりとは写らない・・・マンション大炎上、にしか見えないなぁ。高い建物も、大分増えてしまった。

尾をひきながら、夜空一面を落ちてくる火花は、まるで大きな生き物のようにも見える。
近寄りすぎて火薬の匂い、かと思ったら、隣の人の煙草だった。
打ち上げ時間は毎年変らないのに、充足したせいか、今年は短く感じられた。
このはかなさもまた、花火の美しさ。