定禅寺ジャズ、一日目

8:44

今年は往復の新幹線に加え、宿も予約の際に支払ってしまっているので、思いのほか現地での出費が少ない印象・・・で逆につい、無駄遣いとか。気をつけねば。
往復「やまびこ」号利用限定。
それでも少しでも寝坊したかったのと、(写真の)2階建て車両では狭苦しくて息が詰まりそうなのでMAXは遠慮して、11時ぎりぎりに仙台着の「やまびこ273」号をチョイス。東京8:56発、仙台着10:56。

・・・またかよ。
違う、違うんだぁ〜。決して狙ったわけじゃ・・・(誰へのいいわけ)。

しかし一方で、この力の抜けまくったキャラは・・・マツコならぬマツギョというらしい*1
新幹線にプリントしてもらえるほどの人気、あるんかお前?

9:05


もちろん、朝食。朝はあっさり和食系(なんとなく)。


「はやて」「こまち」に比べれば遅い、というだけで同じ新幹線。乗ってしまえば快適、安全。日本の鉄道すげー。3月の震災クラスでも死傷者なし、復旧も早かったし。どんなにオートメーション化が進んでも、結局はスキルの高い人間が「日常」を支えているんだな、と日本のテツは思うのだった。いえいえ、決してどこかの国の超特急と比べてるわけじゃありませんよ。
車窓を愉しんでいるとあっという間に仙台着。

11:14 おおまち空中ステージ前




すぐさま、真司さんお勧めのアカペラ・バンド、「たけし」さんを観に・・・東京組も三々五々、駆けつけていた。安定のハモリを堪能。
この写真の後、ボイパ加わる。メインスピーカの前で聴いてるはずなのに、PAバランスがなんだかおかしかった、ような。
クロポンだったら、続いてたらこれくらいのレベルにはなっていたかもなぁ(負け惜しみ)。
ともあれなんだか、アカペラへの興味を急速に失いつつあるのな、俺。
今年実はハナから、ドラムの(模範)演奏狙いです観覧。
おかげで大分、耳(目)が肥えた、気がした。
あまりにリズムがよたるようなのはともかく、ジャズドラムというだけで「すげーすげー」、だけだったのが、「これくらいなら俺にもできそう」(ナマイキ)とか思わせてくれるような演奏にもあうようになったり、「なんか某大手音楽教室の臭いが・・・」とか、わかるようになってきた。会場によって演奏者のすぐ後ろからとか、ドラマーと同じ音響環境からとか、普段見られない角度で演奏を見られたりするのも、マル。


定禅寺通りは、これから封鎖。
歩行者天国になります。


12:09 仙台橋本ビル前


これまた真司さんからのお勧め、新宿二丁目バンド。
いや〜楽しいっ。
みなさん自然体で、客席とのやりとりも手馴れていらっしゃる。
こういうのも「インプロビゼーション(アドリブ)」というのだろうか。メンバー間でもお互い隙あらば(音楽的に)笑かそうと虎視眈々。かように音楽的にも高度なことをやっているのに、それを感じさせないあたりも。
笑いすぎて後頭部が痛い。
丁度終了したところで、英&純到着(TT)
先日のノミの心ぞう練習でもいっていたが、英さん、沖縄旅行から髭を伸ばしておられます。


それからフラフラと、うまいもののにおいがする市民広場へ。
いつもは夜になってから足を運ぶ会場なのだが、昼間は炎天下がちとツラい。ハートランドビールとツマミを物色して、丁度あいた木陰で一息。
この時点で公式グッズは売り切れ続出していたようで、今年はTシャツを買うことができなかった、残念。
ステージからは東北の涼やかな風に乗って、ビッグバンドの音がここちよく続く。

14:46

この両日、演奏中の全ての会場で、鎮魂・祈り・再生の思いを込めて、Aの音を1分間奏でた。

15:36 おおまち空中ステージへ戻る

今年お目当てバンドのひとつ。香港好運は東京のアカペラ・バンド。
旧知の、というにはあまりに有名、ビッグネーム。




邪悪な理性が邪魔して、魂がアツくない俺は中ほどの立ち位置ながら「蚊帳の外」的に眺める(迷惑なヤツ)。
久しぶりに拝聴したが、オリジナル曲も順調に増えてきている模様。
なにしろ場所が場所(アーケード内)なので、モニター環境に梃子摺っているように感じられる演奏箇所も少しあったが。
それにしても、振り向けばアーケード内にかつて見たことがないほど伸びた、観客の列。
すげぇなやっぱ。

20:01


暗くなってから再び市民広場へ繰り出す。
それまでビッグバンドの音なんてそんなに違わんだろ、と思っていたが、丁度「おもいでストッキング」というバンドの演奏が終りかけており、他のバンド同様大所帯なのに、なんというか、実にシマッた音を出していた。
同じビッグバンドでも、やはり随分違うものなのだなぁと初めて思った。例年、そんなことを感じたことはなかったが。

おまけ


本格的に夕食にしようと、今年も行きましたよ、宮城県非公式(俺公式)観光拠点。
19時頃に純吉さんからもらったメールによると満席だったとのことだが、俺が行ってみたタイミングは丁度入れ替わりだったらしく、難なく入店。
居場所を自ら積極的に情報発信しないでうろうろするもんだから、まぁいつものことといえばいえなくもないが、例年にも増しての単独行動になってしまった・・・。

しかし負け惜しみとかではなく、出演者側のような時間に制約がないのが、本当に楽しい。これだけ他に類を見ない巨大なジャズフェスティバルにもなると。
と今年も同じ結論に達した。

背後席の大所帯さんは見るからにジャズフェス出演バンドの方々で、ちょっと(人数相応に)騒々しかった。こちらとしてはむしろ話題を提供いただいている、くらいで気になるほどではなかったが、先方が店退出の際、ご丁寧に「お騒がせしました」とご挨拶いただいてしまう。既に会話の端々で聞こえていた「雨ふらしカルテット」というバンドさん。
これをご縁に(?)来年はぜひ、聴きにうかがいたい。
こういう出会いも楽しいし。

この店にきたら、うまい肴と日本酒、「乾坤一」「南部美人」と「田酒」。
わーい、利き酒(今年は銘柄、忘れないようここにメモ)。
どちらかというと後味がのこる「乾坤一」に比べると、後二者はややマイルドな舌触りに感じたが。



飲めない俺がこれだけ飲んだので、当然早々と、かつてない危機的状況に。
安上がりだなぁ俺。
英さんからメールもらった23時すぎ、早くも部屋に倒れこんでしまっていた。申し訳なし。

*1:もちろん東京に帰ってから調べ。http://www.pokemon.co.jp/zukan/