荻窪教会通り“Swing Walk 2011”に出演させていただきました。

午前中はあいにくの雨、だったので、プログラムが雨天シフト。屋外から店内中心の内容に変更になったのだが、早くも午後には太陽が顔を出す・・・!
というわけで今日のノミ心は、晴れ男(晴れ女)隊の勝ち(真司さん&純吉さん)。この時点でもうひとり、晴れ女が会場に向かっていたので、雨男陣営の敗色、さらに濃厚であった。
3回の演奏予定が2回に減ったものの、教会通りが左に曲がる突き当たり右手の大看板、「海鮮居酒屋 あ麺んぼ」さんではさっそく、午後の開店準備にお忙しい店内ではなく店頭(路上)での演奏に切り替えとなった。
近所の小学生がたくさん、スタンプラリーに参加(社会科の授業?)していたらしく、幾度か行列で通り過ぎたのだが、残念ながら我々の演奏開始時間には学校に戻るんだとか。そんな子どもたちとの直接会話も楽しいストリート演奏。
写真はその、店頭に掛けられていたSwing Walkの案内掲示。ちゃんと雨よけの屋根(?)もつけられていた。
狭い舗道は車が1台ギリギリ入れる幅しかなく、配達の軽自動車が通ったり自転車が通るたびに、我々演奏者も舗道に避けたり・・・でも足を止めて演奏を楽しんでくれた方々と、お互い道を譲り合っている光景はあくせくしてなくて、演奏していてとても和んだ。
個人的に誤算だったのは、お店前のたたきの部分は平坦ではなく舗道に向かって傾斜しており、水溜りができていたり、雨は止んでいても張り出したひさしからスネアの上に滴が落ちてきたり。立って演奏したのだが、左足はハイハットのペダルを踏むためフリーである必要があり、全体重を支えていた右足太ももが猛烈筋肉痛。また、おなじみルパンのテーマ演奏中には、ハイハット(のペダル)を強く踏みすぎ、シンバルが心棒から抜けてしまった!(しかもオフィシャル動画に録られてしまった(笑)らしい)
そんなハプニングも込みで楽しむ。

続いて二度目の演奏は、教会通りをさらに少し奥に進んだ「INAZUMA cafe」さん、店内での演奏。こだわりのコーヒーと洋食のおいしいお店。もちろんビールと、手頃なおつまみになりそうなメニューも個人的にツボ。
2階席から子どもがぎょうさん、出入りしており、耳馴染んだ曲を演奏するたびに「わーっ」とばかり、列を組んで階段から飛び出してくる光景、なんだか天使光臨、かと思った。
こちらではドラム音控えめ、終始ブラシで演奏させていただいた。
長細い店の奥にある客席には、さすがに音が小さかったみたいで、ちょっと悔しい。
店の入口角のスペースに4人、ぎっちり収まって演奏。入口で我々の対面の席には、先ほどの演奏にもお付合いいただいたみやびんさんと、よっちさん(・・・ちと緊張)。
一緒に楽しんでいただき、ありがとうございました。
自分達の演奏が終ると、さっそくその場でビールを注文、メンバー全員その場で打ちあがる・・・実はこの後、車の運転が控えていた英さんのみノン・アルコール、という間違い探しのような妙な光景だったが。

時間に余裕ができたため、移動の合間に他のバンドさんの演奏もいくつか観られたのだけど、みなさん音楽技術的な「巧い」というのを感じさせない、「楽しい」演奏ばかり。当初予定されていたストリート会場も雨が止んだので、プログラムどおりではないものの、丁度手が空いているバンドさんの演奏が始まったり、別のバンドさんから借り出した(?)演奏者とのセッションがあったりと、演奏場所はどこも狭いながらも、それすら楽しんでしまう「ルール無用」な感じがステキだった。中央線沿線には、こういう音楽文化があるってのはなんとなく、過去のタイバン経験とかで感じていたけど、それらがわーっと一斉に、街に飛び出してきちゃった感じ。
こういう音楽で溢れている荻窪って、いい街だなぁ。

(極私的事情により、南口には行かないけどね)

慣れないストリートで初出演ということもあり、とりわけ運営されている方々、各店の方々に、大変お世話になりました。
ありがとうございました。