[本番]俺たちげそ集めな寄せ集め(四谷 ソケースロック)

というわけで、テナー・FUNEが海外出張のやむなきにより、急遽ヘルプをげそ氏にお願いしての、「俺たちげそ集め」な寄せ集め。
しばらくは練習日程の調整等メールでのやり取りだったのだけれど、その際にげそくんが送ってくれた演奏希望曲リストには、実は他のメンバー全員、目がテンで。
難易度高い曲ばっか・・・。
強気だなぁ、と思うと同時に、それだけ俺寄の演奏を気に入ってくれているのもわかって、嬉しかったんだけれども。

さて、初顔合わせ(声あわせ)から練習が始まったわけだが、ここはみなさんご存知の通り、ヤロバンの常として、

  • 事前の個人音取り用に、MIDIデータが提供される、とかいうことは全くない
  • 練習スタジオは場所の案内メールだけで、駅で集合してみんなで行ったりすることは決してない

とまぁ、全員が声という「同じ楽器」隊であるところのアカペラ・バンドには似つかわしくないほど、ほぼ放置状態。

練習内容自体も、

  • 「もう一回!」の声や自己申告がない限り、サクサクと進む(あわよくば早く練習を終えて、飲みに行こうとする)

という、いわば「楽器バンド」的なスタンス。
そんな異文化で多勢に無勢、最初はかなり戸惑いもあったんじゃないかと思うが、終演直後の真司さんからのことばにもあったように、
「本当に、よくついてきてくれたよ!」
というのが、メンバー全員からげそくんへの本音だったと思う。

その本番は、もっとジタバタになることも覚悟のうちだったんだが。
この変則メンバーでの演奏内容がどうだったかは、当日聴いてくださった方々が感じていただいたことが全てなので、ここでは書かない。
演奏者側から見えたこととしては、平日、仕事終わりに駆けつけての本番演奏だったこともあり、気持ちの切り替え方をすっかり忘れちゃっていたようで・・・結構いろいろあったものの。

  • 2曲目で迷子→強制終了があった
  • 歌い慣れた曲の歌詞が飛んだ(これは俺。)
  • 好評、あの「品のない曲」(笑)も、お送りしました
  • ソロ入り、「タメるなぁ」と思って横目で見たら、緊張からか(?)フリーズしてた
  • 曲始めの音をとった後、うっかり話が弾んでしまい、いざ歌いだそうとしたら誰も出られなかった

などといった事象が確認された、らしい。
俺としてはここでダメ出しをしたいわけではなく、実は「ウケたんなら、オッケーだろ」、といいたいだけ。
そんな当夜のドタバタ加減は、そのうちげそくんの「婚活用」(?)動画として、どこかで公開されるでありましょう。

実は12月だというのに、クリスマスソングの一曲も用意のない、無愛想な我々でありました(まさか! ジルコンズさんにそんな用意があるなどと思ってなかったり)。
思い返せばそんな余裕もなかった、バンド内非常事態だったのだった。
急なお願いにも関わらず、こんな理不尽なバンドに付き合ってくれて、改めて本当にありがとう。>げそちん


どっちのバンドも、マイクいらないほどの声量系バンドなのだが、ともするとコーラス部分でのバランスが、もっと崩れているはずで。
後日、録音を聞いている限り、とても一体化したバランスのいい音が客席側で鳴っていてびっくりした。
前回同様、大変に歌いやすい環境を提供してくださったPAがありがたかった。
これはジルコンズ・りびさんの日記に書いてあったのだが、客席から、あきさんのスリッパ芸(?)、すっごくいい音だなぁと思っていたら、なんとリバーブ増量措置だったらしい。
こういうとこまで演奏者と一緒になって、お茶目なきっちりお仕事してくださるPAなのだった。

平日夜にも関わらずたくさんの方たちが、ジルコンズの楽しいステージと、ちょっとは変則俺寄にも興味をもって、お集まりいただいた。
ということで、今夜は客席の手拍子レベルがやたら高ぇなぁ、と思ったら、歌う人ばかりだったり。
ジルコンズさんの最初のステージでは「客席みえないんだよね」といっていたのだが、自身がステージに立ってみると、本当にステージの照明がちゃんとしていて、客席は暗くて見えなかった。
そんな中、さして緊張もせずに歌い通せたのは、都度反応を返してくれる客席の方々のお陰。
っつーか、みんな声でけぇし。
ジルコンズさんなんか、曲の歌い始めの音をお客さんからもらってたりする。
こういう風にアドリブでお客さんを巻き込む力は、やはり適いません。
体重対決では、なんとまさかの初勝利! しましたが。
ヨコ★YANGさんが、猛烈ダイエット中だった、とか。
次回お誘いがあった際にも勝利するよう、今度はFUNEが万全の体重でお送りできるかと思います(笑)。
かくいう俺は、ライブ後のラーメンにはかなり後ろ髪を引かれたが、
「リードの彼も、そろそろ危ないと思うんだよね」
とサンチャゴさんにいわれるまでもなく最近、肥満傾向を責められているので、ここはぐっと我慢。断念した。

最後になりましたが、この度は5月にひき続き「バカペラ頂上対決」としてお誘いいただいたジルコンズのみなさま、ありがとうございました。
いつもどおりパワフルで、とっても楽しい演奏、ご一緒できて幸せな一夜でございました(これまたいつも通り、フツーに客として楽しんでしまった)。