四谷・ソケースロック(俺たち寄せ集め)

での、約3回「バカペラ頂上対決」、無事(?)終了いたしました。
今夜も主催のジルコンズさん、前半のステージでは「我々は前座」などとお戯れをおっしゃりつつも、きっちり俺たちの出演前にハードルを上げておいていただきまして、また俺たちの演奏後の後半ステージでは、さっき真司さんが「普段はそんなに難しい音を歌っていないんですけどね」(あくまで某難曲の前フリとしてのセリフ)などといっちゃったもんだから、「殺意を抱いた」と過分なお褒めのことばをいただきました(笑)。

そのジルコンズさんたちの前半演奏途中で、俺たち急に消えまして・・・すみません。そろそろあと1曲くらいだろう、ということで、店の外で声出しさせてもらっていたのでした。最後まで聞けなくて申し訳ない。まだまだ本番前、小心者たちでございます。
どうも平日夜での本番は、喉があったまるのに時間がかかるし、気持ちの切り替えはもっと難しい。これはもう慣れ、なんだけどね。何故か昼間、会社では、自身の暗譜状況が不安なのに、頭の中では今日演奏しない曲ばかりのループから抜け出せず、なおのこと焦りが増していた、思考分離状態。
どちらかといえば、すぐにでも酒を飲みながらジルコンズの演奏を(イチ観客として)楽しみたいのはやまやまなのだが、自身の演奏前に飲めるほどの勇気も、さすがにまだない。
というわけで直後、いつものようにモニタースピーカに囲まれた「特別な空間」、ステージに、勢いつけて上がると、ファルセットが終始浮き気味に決まり、ブレスも多少の緊張による固まりがあったのだろう、直前練習時ほどの伸びにまでは至らず。まだまだ。
それでも後で録音を聞くと、コーラスのバランスはいつも非常に心地よく作っていただいており、毎回安心のPA。本当にいいハコです、ソケースロック。
一方、自分より緊張している方々を眺めて(いじって)いると、自身の緊張は軽くなる、という性質の悪さは変わらず。「チキン友の会」は、大歓迎です。
というわけで、まぁムサい野郎ばかりでもなんだろう、ということで、お色気担当、日頃何かと我々にお付き合い(ムフフ)いただいているももこさんに、2曲ほど加わっていただいた。急にそれまでの歌い口から、混声向けの、守りのアンサンブルに豹変しちまう俺らってば・・・日頃モテたことのない野郎丸出しだな。そういえば外で声出ししているときに、FUNEが上着をどうしたこうした、なんてぇ話も・・・。
続くジルコンズのステージでは、サンチャゴさんが「ウチは全員、おっさんだから」といって、亜紀さんにぶん殴られておりましたが(爆笑)。
相変わらず終始そんな自然体なジルコンズさんたちに影響されて、もちろん敵うはずないのだが、ここ四谷でのライブでは、俺たちなりに曲間の会話が自然体になってきているような気もする。
お客さんにも、そんな演奏を楽しんでいただけた様子で、よかったよかった。

どう見ても「外人さん」な顔色の方が2名ほど、客席におられたので、臆弱なワタシはいつもより子音丸めでお送りいたしました。急遽2曲ほど、練習してない曲を足したこともあり、自信のない部分はそれなりに。
「脇腹痛し」君も、Faithのソロでは果敢に攻めて、内心「おぉ!」と思ったのだが、攻めすぎたのか誰が聞いても(末尾が)収まりきらなくなっちゃっていたのは、ご愛嬌。「ウケるが勝ち」はきっちり取れたので、この曲クリア。

一方俺はというと、Get Readyのソロがいつも収まりつかず苦しんでいた。ソロだと思うと16小節は俺にとっては手に負えない長さ、だったのだが、前回の練習で語りを入れてみたら、思いのほかあっという間に終わっちまうことに気づいた。今日は続き演奏の2曲目だし、ご挨拶を兼ねて「語って」しまえ、ということで、さっき電車で移動中に思いついたセリフを吐いてみたところ、これが尺ぴったり。本人が一番びっくりした。実は欲張って、もうひとネタ入れようかとも思っていたのは、内緒だが。
ラジオのDJって、リアルタイムで毎度こんなことやってるんだろうな、大変な仕事だ。
さすがにメンバーは、前回の練習から予想しちゃってるかと思ったら、続くソロ部分から明らかに動揺が伝わってくる展開、これは逆に俺の想定外で楽しかった。

というわけで、
懲りずにお招きいただきましたジルコンズさん、平日夜にも関わらず、ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました・・・精進いたします(^^;
しかしなんか、段々漢字が少なくなってるよな・・・この看板。