2週目

コインランドリーへの夜道。
コインランドリーがあるような学生街なのに、洗濯カゴを抱えて歩くと珍しいものでも見るようにガン見される・・・きょうびの学生は、親に洗濯機まで用意してもらえるらしい。
そういうわけで表通りを避けて、裏道に入ってみたらこの壁画。ライブ・バーらしい。

ココに棲んで、2週目にして判明したこと、諸々。
朝の駅から出てくる学生に逆行して、丁度駅に入ってきた電車に乗ろうとするのは、無謀(自動改札が全て、出口専用に・・・)。
時間を問わず救急車が多いな、と思ったら、大病院が近いんだもの、当たり前だった。
千葉の救急車は、サイレン音が独特。
パトカーも県の形のイラストが横腹に入っており、自己主張。
スーパーの品揃えは、家近くのスーパーよりも会社横の方が、安くて品数も豊富。
そして、建物真南でいきなり花火!
マリーンズ選手のホームランによるものらしいとわかった。
なるほど、意外と近いらしい。

月曜の金環食、朝起きたらあいにくの曇り空。にわか天体厨ざまぁ、と思ったら、一部地域では雲の合間から観測できたらしい。
この部屋からは、向かいの高層高収入者向け住宅が邪魔をして、外に出ないと見えません。
ようやく建物をさけて太陽が顔を出したときには、いつもの丸い太陽だった。

火曜日。前の職場の上司2名が、揃って遠路、打ち合わせに。
事前に何も聞かされておらず、しかも急遽同席。
予定は狂うわ、予期しない仕事が脇からばんばんふってくるわ、おまけに妙な里心がつくわで、いいことなし。
これが以前同僚から聞いていた、この職場特有の「一日の予定が組めない」状況か、と理解した。

水曜日。終日、初任者研修会に参加の予定だったのだが、昨日の上司判断で俺だけ自席で仕事。なんか宿題忘れて居残り補習させられているような・・・それにつけても本当に俺、研修、とかってのに縁が薄く、いつまで経っても社会常識が身につかない。
パソコンがいうことを聞いてくれず、大幅残業でへとへと帰宅。

体調はなんとか底を脱したものの、相変わらず仕事場では嫌な汗ばかり。
そろそろボロも出始めて、何しろこんなに大所帯で仕事したことがないものだから、俺がコミュ障なのか、相手の伝え方が拙いのか、それとも相性の問題なのか・・・物事の決まり方が、腑に落ちない毎日。
相変わらず着の身着のままの生活が、俺自身の精神を蝕み始めているだけ、なのかも知れないが。
実家に戻ったところで、もう、何を持ってきたらいいのかすら、判断つかん。というか、なければないで、別に困ってないんだが。