さすがに印旛沼方向は見えないだろうと思っていたが、予想通り廊下の正面から見ることができたのが、「幕張ビーチ花火フェスタ（第34回千葉市民花火大会）」。
例年は千葉ポートパークで打ち上げ、昨年は東日本大震災で開催を見送り、今年は幕張海浜公園に打ち上げ場所を移し、1万2000発を打ち上げた、という。
花火大会に行っちゃったのか、単なる夜遊び（というほどの時間帯ではないが）に出ちゃったのか、両隣の部屋はおろか、建物全体にひと気が感じられず、そういえば廊下の蛍光灯もついていない。
そんな状況でひとり見ている花火はもちろんキレイなのだが、ひと気を感じられないコンクリートの建物から見ていると、なんだか爆撃を受けた廃墟にひとり取り残されて、遠くの空爆を見ている、みたいな空虚感にも感じられる。会場の喧騒とは全く無縁。特等席、といえなくもないが･･･。
丁度高層マンションの間から見えているのだが、「大輪」の右は写真のようにちと切れる。
不意に背の方向からも花火の音がしているのに気付き、単に反響しているのかと振り返ってみたところ、廊下の両端に、花火（！）な状況。
佐倉にしては、方向がおかしいと思い、後で部屋に戻ってからネットで調べたら、「習志野駐屯地夏祭り」なんてもんがあったんだな、これが。こちらは比較的地味に、凝った形や大きいものはなかったようだが、それでも800発を打ち上げる立派な花火大会で、20:20に終了。
ひとりでこうして見ているのもつまらないので、20時過ぎに一旦、コンビニに行って、缶ビールを買って戻った。商店街からは、まさにこのコンビニの入っているマンションが邪魔をして、花火は音だけ。全く見えない。行きかう人たちの足取りも、いつもと変わらず。
丁度部屋の前まで戻り、エレベータを降りた途端が、幕張で最後の打ち上げだったらしい、「空中ナイアガラ」がみごとにキマッていた。
部屋に戻って飲みなおし。
http://www.youtube.com/watch?v=A5gfJODtJ9k
