すみだストリート・ジャズ・フェスティバル2013(ノミの心ぞう)

専門学校生の実習を兼ねている、という今回の会場PAは、たくさんの学生さんが甲斐甲斐しく走り回ってくれていて、好印象。実はPA専従者の配置有無は、会場によってかなり差があり、これだけたくさんの人がついてくれているのは、メイン会場待遇だ。
マイクスタンドや譜面台なども、位置決めの都度、テープで脚を固定してくれていた(養生テープだったが)。
セッティングでは、それぞれの楽器やマイクの音量を調整。後になって気付いたが、何か1曲デモ演奏をして、全体のバランスをとってもらえばよかった。
というわけで冒頭数曲は、コーラスパートの俺の声の方が、リードのりかぽんよりも大きな音になっちゃってる(後刻、録画での確認)。両手がふさがっているヘッドセット・マイクだと、咄嗟にマイクとの距離で調整、というのが難しい。
ベースの立花さん、意外にもリズムトラベラーとの対面は今回が初めてだったらしく、写メに収めていた。相変わらず、女子に人気だ(俺じゃなく)。
1曲目の演奏中に、楽譜が何度もめくれてしまったので、以後楽譜を断念。曲順表として使用。
私の青空」では、先程のスタジオ・リハーサルから思いつきで、口笛を入れてみた。録音を聞く限り、結構いい音に聞こえていた、のだが、実はまともに正面からの強風になっていて、音とともに吐き出した息が口の中に押し戻され、窒息して死ぬかと思った。後半の日本語デュエットの部分ではりかぽんが、歌いながらドラムの横に来てくれました。
ドラムから入る「I Got Rhythm」をはじめ、他の曲も全体的にテンポ速めになっちゃったみたいで、やっぱり多少は緊張していたらしい、俺も。
ドラムをやるようになってから、元々歌でも落ち着きのない方だったが、緊張から固まる、ということはないので、緊張しているかどうかが本人にもわかりにくかったりする。
40分の演奏時間中、炎天下だった客席側に徐々にビル影が落ちるようになったのは、よかった。何しろだだっ広い会場なのに、折りたたみ椅子ひとつ置いてないのが、申し訳ない。

終演後は顔見知りが数人、駆けつけてきてくれていて、声をかけてもらった。
いずれも楽器を片付けながらだったので、気を遣わせてしまい、せっかくの「再会」だったが思うように時間が取れず、こちらも申し訳ない。
来てくれた人も、来られなかったけど気に掛けてくれてた人も。
ありがとう。また今度。
ここのところひとつひとつの本番が、以前にも増して、愛おしく感じている。