すったもんだで電車内に持ち込んだ、ドラム一式。
本日の出動は、リズムトラベラー本体にスネアは13”、シンバルをライド1枚にしてハイハットは10”、タム2つ、椅子も持参となった。
車椅子スペースに置いたカートを、見るともなく見ると、これらをカートにくくりつけている自転車用荷造りゴムが、あまりの重さに切れかかっている。
錦糸町駅のコインロッカーまで、なんとか騙しだまし移動。
事前に下見しておいた、トランクごと入るコインロッカーにも、タムケースごとではさすがに入らない。バスドラ、シンバルはタムケースから取り出し、空になったタムケースは丸めて突っ込む。ハードウェア一式と丸椅子もバラして、これでロッカーは満杯。
スネアケースとキックペダルのバックが入らなかったので、カートにくくりつけ、これで一気に身軽になって、リハ・スタジオへ。
店で指定されたスタジオは3階で、なんと階段移動・・・身軽にしておいて、本当によかった。

話は前後するが、さて金物屋自転車屋は、と荷造りゴムの購入方法に思いをめぐらす。そういえばリハスタの持参した地図に、ドンキホーテがあったことを思い出し、自転車売り場を目指すことにした。
店の前まで行くとドンキなのに24時間営業ではなく、朝5時まで営業しているのに開店は10時とあったので、慌ててメンバーに遅刻お詫びのメールを打って、開店時間を待つことになった。
こういうトラブルがある時の常で、本番前最後となるリハでは、気持ちの切り替わりがうまくいかず、音に対する緊張感がやや散漫なまま終了、反省。


会場のアルカセントラルは写真のように、スカイツリーと赤いモニュメントを背に設置された、青天井のステージ。
本日すみだで最初に耳にする、ひとつ前のバンド「夢見る金バン」さんが本格ジャズを演奏中。ジャズフェスの「入り口」に相応しい、いい雰囲気・・・もう、どんなにうまいバンド見ても気落ちしないもんね。というかそもそも張り合えるわけもない。
ただ、猛烈なビル風による強風は、譜面台やマイクスタンド、どっしりと重いはずのシンバルスタンドまでが倒れそうなほどで、見ていてちょっとハラハラ。
バスドラムはパンデイロ(?)で、シェル類はスネアのみ、シンバル2枚というミニマムなセッティングで、これだけでちゃんと、ドラムソロまでこなされており、こういう柔軟さも、「ジャズ」ならでは。