げそ

よりによってここ最近では一番、生活が厳しい一週間。これほどの困窮ぶりも、学生時代以来だが、この金曜日まではなんとか生き延びねば。

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"Could You Believe"

(2011/12/07 「俺たち”げそ”集め」による演奏/四谷・ソケースロック)

 


などとひとり思いつめていた出勤先での日曜日。
こういうことも、メールで知らされるんだ最近は。すっかり不意をつかれて、いつも以上に仕事に身が入らない。
やっぱり俺の最初の思いは
「馬鹿やろう、(歳の)順番くらい、ちゃんと守れよ」
だった。
詳しい状況がわかっているわけではなく、本人が誰より一番、不本意な出来事なのには違いないんだろうけれど。
リアル「ソラニン」体験じゃねぇのかこれは。
俺、こんなに涙もろかったっけ。歳は取りたくないものだな。

ここのところ忙しさにかまけて、というか俺自身がネット社会にいないこともあり、特にリアルタイムでの近況のやりとりがなかった。それでも「便りがないのはいい便り」ではないが、どこかでお互い、きっと歌い続けているものとばかり思っていた。
そして今日届いたのは、もちろんライブの案内、ではなかったわけで。

俺がこの悲しい知らせを伝えなきゃいけない人が、ここ千葉にはいない、という現実も。気持ちのもっていき場に、思った以上に困った。仕事先で最近妙になつかれている年下の同僚相手に雑談をしながら、なんとかその日は気を紛らわすことができた。こんな些細なことが、とてもありがたく感じた。
こんな毎日を俺自身が生き続けている理由が、俺には相変わらずわかったためしがないよ。
自身のこの1年と、今の状況と。つい重ね合わせて考えてしまうけれど。
ただ、生きているから食べて、飲んで、笑って、たまに歌っている。
そしてそれ以上に確かなことは、そんな日々がいつかは必ず、不意に途切れるということの重み。

俺のことだから人前では涙することはないと思うけど、これから帰宅して、ひとり喪失感に苛まれるとするよ。