平日昼の、会食。

まさかの車での来訪に、そういえば運転する人だったな、と今更ながら。
最寄り駅界隈でお茶くらいだろうと勝手に思い込んでいた俺は、お店選びから何からお任せしっ放しで、かなり想定外な事態。
以前、別の同僚と入ったことがあるといわれたおしゃれなイタリアンのお店に入っても、俺の超絶トークトップギアのままで、あっという間に午後の出勤時間に。
11時開店のランチのお値段は、地元商店街の個人食堂並みで、内容に比べて大変リーズナブルだった。

話題は、今回のお誘いを受けてから俺が勝手に想定していたような、深刻な相談事があったわけでもなく、俺の退職後の、前職場の状況や世間話をしただけだったが、そういうわけで、珍しく俺の方が一方的にしゃべりっぱなしだったかも。
その中で、元同僚のひとりが、昨年10月頃に亡くなっていたらしいことを聞いた。まだ20歳代じゃなかったかと思う。
「敬語使うのやめてくださいよ、私の方が年下なんだから」
といわれたが、そんなに急に直せるものでもない。

転職経験乏しい俺には、どうにもこの友人との関係性を説明することばが思いつかない。
学校や職場が変わる度に、割とぶっつり切ってしまう、悪癖があるんだ俺の人間関係。
ひとまず、前の職場で一緒に働いていた頃よりは、はるかに顔色がよさそうだったので、新しい職場では生き生きと働けているらしい。俺以上に不慣れな仕事内容と、あの職場独特の「心理戦」にはもう懲り懲りだよな、お互い。

今週は立て続けに、こちらの地での細々とした交流が結実したようで、なんだか嬉しかった。
プライベートで人に会う予定がついぞなかったのだが、たまになら悪くないな。
俺の周りには、器用に知り合いを増やしている人たちばかりのようで、こういう人たちはSNSをはじめとしたネット仮想空間もフル活用して、どんどん人間関係を広げている。
比べてしまえばこちらに来てからの俺の友人・知人の数は、気付けば結構な長さになった在留時間に比べてもまだまだ、点にもならないような有様には違いないのだが。

それなりに 知人も増えて 千葉暮らし(お粗末っ!)