引っかかってしまいました。

というわけで、引っかかってしまいました健康診断。要受診が2つ。
検体データを取りたいだけの大病院よりも、近所の個人病院の方が対応がいいに決まっているが、先日の健康診断の元データを握られている上に、大腸カメラとなると大掛かりだ(と思い込んでいる。やったことないので)。ここは「最新医療」の施設をもっているであろう大病院頼み。

前回健康診断後にみつけておいた近道(裏道)を通って、初診者の受付締め切りの11時ギリギリに、滑り込んだ。

この辺り、駅名といい地名といい、元々はもっと海岸線が近かったのかも知れない雰囲気。

1階の受付で診察カードとカルテを作ってもらい、2階の内科窓口へ。ここで事前問診表を記入しながら待つ。
診察室は「新患」「再診」「予約」の三本立てで、各診察室が複数ある。
一旦、「中待ち」と呼ばれる中間待合室に看護士に呼び込まれた後、ここでまた待たされる。
ようやく診察の順番になったと思ったら、若い男性医師は俺の顔を一度も見ることなく、先ほどの問診表の質問に目を落としたまま、比較的重要と思しき問いを繰り返し読んで聞かせただけ。1分もかからなかったと思う。
こちらとしては、健康診断の結果「要診断」とされた理由を知りたいわけで、当然聴診器を当てるとか、喉を見るとか、基本的な診察くらいはあるものと思っていたのだが。
発せられたおことばも、定番の「今日はどうしました?」ではなく、「今日は、どうしましょうか」だったりして。それを聞きたいのは、俺の方なんだが。

を〜い、誰かぁ。
このセンセイ、どこでこんな人間不信になっちゃったのか、ご存知ありませんか?

まぁこっちは、具体的に自覚症状やどこか具合が悪くて困って来ているわけでもないから、これが「面倒くさい患者」との会話を避けるための、一番効率のいい方策なのかも知れないが。
こうして極めて効率的な「ご相談」の末、高尿酸血症の方は経過観察ということで血液検査を今日、再度執り行うことになり、潜血反応の方は大腸カメラの検査日予約手続きに進んだ。
これらの病院側の対応から想像できることは、俺の現状は今日明日でなんとかなるような重篤なものではないらしい、ということだ。
内科窓口で検査の説明を受けた際、注意書きとともに下剤を渡され、次回の検査日までに病院一階の売店で「大腸検査用パンツ」を買っておくよう申し渡された。
採血ブースへ移動し、また数分待たされたあと、今度は妙に愛想のいい男性の検査員に、採血される。
わざわざ仕事休んで足を運んでみれば、結局前回の健康診断同様、完全にベルトコンベアー状態。
1階に戻り、会計を済ませた。待たされた上にたったこれだけの内容だった割に、5,000円ほどのお支払いになった…検査って、儲かるんだな。
医療現場って「ほぼ人件費だけの世界」なイメージだから、仕方なかろうとは思うんだが。
それにしては事務員、看護士がやたらに多かった気もする。

1階の売店で、昼食におにぎりと、大腸検査用パンツを買う。250円といえば、今の俺の食費、一食分だ。次回検査日までに、俺の気が変わらなければいいんだが…「二度と来るか!」。