ファースト・インプレッションは

やっちゃったなぁ〜、公明党
修正協議が通ったから、(平和の党としての)メンツが立った、くらいに思っているような発言が幹部クラスから相次いでいるように思えるけれど、我々庶民には後世、「結局、最後まで公明党がつっぱり切れなかったから」としか語り継がれないに違いない…。
そうまでしてもしがみつく連立与党って、やっぱり相当オイシイんだろうなぁ。


憲法とは…なんて今更俺が説明するものでもないだろうが、世界の民主主義国においては、市民が国家権力から勝ち取った結果として、市民に及ぶ国家権力の制限を明文化した法律であり、これが他の法律と違って憲法を「最高法規」とする所以なのは、「社会科」レベルの話だろう。
今回、閣議での解釈変更だけで容易に法運用を変えられる、という前例を作ったということは、安倍首相がいうような三権分立などではもちろんなく、我が国の総理大臣*1が「民主主義を理解していない」という、国際社会に大変恥ずかしい結果であり、ある憲法学者がテレビでコメントしていたように、「それ、王政じゃないですか」、という以外の何ものでもない。



「民主主義」も「法治国家」も、結局西洋からあの大戦後、カタチだけを取り入れたものに過ぎなかったわけだ。



三権分立をいうのであれば、俺個人としては今後、「司法」の方々のご活躍を大いに期待しております。
憲法違反(選挙における一票の格差のことね)で成立した内閣による、閣議決定だけによる憲法改正と、ツッコミどころ満載だと思われます。



そもそもが、こまごまとした「事例」を持ち出してきた時点で、「原発は安全です」といっていた人たちと同じ論調に思えて仕方なかったんだよなぁ。この事例にない、想定外の事態が起こってしまったときには、「真犯人」のみなさんはとっくに政界を引退なさって悠々自適ですかね、恐らく。
今までどおり、「海外派兵は一般に許されないという原則も全く変わらない」といわれてもねぇ、「期限を切らず、十分に議論する」って、つい最近までいってたはずだし。
もう十分、議論つくしたって? 
ほら、結局アンタが決めたことが全てなんだよね。



日本が「戦前」に戻った日の、記録。

*1:そういえば、俺は原発詳しいっつーてた総理も以前いたよな