千葉デビュー(俺寄)

個人的念願だった千葉デビュー、まずは俺寄で、ということになった。

そんなわけで(どんなわけで?)割と失意の中、ではあったが。
多少なり、自身の内にあるカラ元気を動員。考えようによっては名古屋よりも完全アウェイな状況だったが、「たとえ観客がひとりでも、全力で歌うのがロックだろ!」
…とはいえフタを開けてみれば、本当のところはゼロじゃなくてほんっとに、よかった。
なによりちゃんとたくさんの人たちが、足を止めて聞いてくれていた。今回ご用意いただいた12会場の中では、恐らく一番人通りが多いところなんだが、なにせ場所が場所だから。日頃は京成⇔JRの乗り換えの人たちばかりで、同じように足早に素通りされちゃうんじゃないかと思ってたよ(^^;

この手のミュージックフェスティバル、実はここ船橋では、記念すべき第1回だった。今回ご縁があって参加させていただけたのは、本当に光栄だった。一方で、やっぱり初回なりの不手際もいろいろ…。
もちろん各セクションの方々はそれぞれに本業がある中、一生懸命やっていただいたとは思うのだが。そのせいだろうか、もしくは顔見知り数人が来てくれるかどうかわからなかったせいからなのか、前夜の緊張はまるで自身が初めて演奏経験をしたときのような、久しぶりにとても強かった。
これはまぁ、今回は千葉在住の俺自身がメンバーの「ホスト役」も兼ねなければならない、という、こちらも慣れないことへのプレッシャーだったかも知れない。
演奏当日には出演者用アンケートが配られるというお気遣いもあったので、具体的にはそちらに記入させていただいた。
そういえばこのアンケートには書き忘れちゃったのだが、出演バンドへの連絡が、当初参加申し込みをした別のメンバーのところになっており、事前説明会に出席して、個人情報を提出した俺のところには、遂に当日まで変更になっていなかった。提出した俺の個人連絡先って、いったい…?

俺たちは13時に「現地チェックイン」の指示を受けていたが、12時には俺が個人的な声出しのために現地に着いており、事前説明会でお知り合いになった会場のご担当者から、声をかけていただいた。これで、チェックインはひとまず完了。
その頃、真司さんからメールで、集合時間を1時間遅く見積もっていたという失態が発覚。
こちらは遅刻の代償を後ほど、きっちりといただく*1
それでなくとも本番演奏がここんとこ続いていたので、もはやこのくらいの当日トラブル(?)では誰も動じない。

ここ数日、天気予報はさして特別なことをいっていなかったと思っていたのだが、実は「ところにより」雨が心配されていたらしい。事前の打ち合わせにはなかった、ステージ区画を覆えるような大型テントが設置されていて、これには俺も、ちょっとびっくりした。
会場を実際に初めて見たFUNEが、
「我々の大声でこのスピーカーの向きだと、駅のコンコースを抜けて駅の反対側から苦情がくるんではないか?」
などと、俺には想像もつかないことをいったりして。そういえばかつて「ソラマチ・アカペラ」で演奏させてもらったとき、そういう事象が認められた(苦情が来た…わけではなく、なんだ何事だと人がぎょうさん集まってきた)ことがあったな。

真司さんが14時前に無事合流して、ようやく4人で駅北口側のエントランスで軽く声出し。
この間、俺の携帯にステージ担当者からご連絡をいただいてしまい、慌てて現地に戻り、スタンバイ。
直前のバンド(まで)は楽器演奏だったので、想像通りバラしに時間がかかっており、てっきり先ほどのステージからのお電話は「早めに音だしできますよ」かと勘違いしていただけに、少々遺憾。
それでもいつも通りサクッとPAチェックまでを済ませて、2分前には手はず通りステマネさんの前口上が始まるという手際のよさには、メンバーそれぞれのステージ経験とは別に、バンド全体としてのイベント対応力も、(周囲に頼りにしていただけるくらいに)上がってきたようだ。
まぁアカペラだから、身体だけが行けば、なんとかなるんだけどね。
それではいよいよ、「ショータイム」です。

*1:演奏終了直後の缶ビールと、ウチアゲ代のご負担、ということで