選挙に思う。

仕事から帰宅したら、衆院が解散していた。
恒例の万歳三唱は、委員長が詔勅文を読み終わっていないのに発声しちゃったヤツがいて、詔勅文を読み終えてから改めて万歳し直してた様は、全くもってみっともない人たち、現在の「国民の代表」。
「常在戦場」、とかしたり顔でいっている年寄り議員は、実際に戦場になんか連れて行ってみたところでとても戦の役に立ちそうにない。いったい何と戦っているつもりなんだろうか。

そもそも首相の弁によると、消費税10%化を見送る代わりに選挙、ということらしいが、それを多角的に「決断」するのは政治家の重い役割だったはずで、そのために法律まで作ったのだ。この選挙で勝ったら、「国民が消費税見送りを選んだのだから、その後のことは知らん」と、結果的に仕事を途中放棄しちゃったことまでも国民のせいにしようとしているようにしか見えない。
まったく、どんな思いで我々国民が日々税金を納めていると思っているんだろうか。
いい加減、ちゃんと仕事しろっ!!(給料いくらもらってるんだっけ?)

そんなわけで14日の投票日に向けて、粛々と「戦場」(笑)入りしているわけだが、社会保障費が足りないといっている割には、600億とも700億ともいわれている衆院選挙費用は簡単に捻出できるらしい。セーフティネットの充実のための予算よりも、高速道路や新幹線の方が急ぎの仕事らしいのだ。あげくに勝手に国債乱発行されまくって、今おっぎゃーと生まれた赤ちゃんから、寝たきりで働けないお年寄りまで、国民ひとりあたり800万円以上、借りた覚えのない借金を背負わされちゃっているわけで。
ココに世代間闘争の視点を入れると、年寄りどもにこんな扱いを受けているのに我が国の若者ときたら、相変わらずのお人よしぶりで。
某国のような暴動を起こせとまではいわないが、その多くが合法的な選挙にすら行かないもんな*1

▼「あなたの一票の価値は?」
http://www.ippyo.org/checker.html

まぁ行きたくない気持ちも、わからなくはないけどねぇ。一票では何も変わらないし。
変わったと思われた、国民の二大政党制の期待を著しく裏切って一層の政治不信と失望を招き、未だに自らの与党時代の不勉強を国民に詫びることもない民主党サンには、この際一度、旧社会党の立場まで堕ちてもらわねばなるまい。
本当はいっそ、「全とっかえ」しちゃいたいよねぇ。
この中からしか、選べないわけ?(^^;
政治は、平和な世の中では水や空気みたいなものだが、平和ではなくなった世の中では「権力」として行使されてきて、市民はそれに抗う術を持たなければならない。
これは過去の歴史が、等しく示していることだ。
さて、かくいう俺は今回、どーしてくれよーか。

*1:一票の格差違憲状態のまま、だって?