思い出の、元町。


そういえば今日は、年に一度のTanto Guts at 池袋エールハウスだった。
行けば間違いなく楽しめるイベントながら、何となく顔なじみとワイワイ騒ぐ、という気分にまで至らず。
年内最後となる仕事休み、明日からはまた、世間様が年末休みだろうが9連休だろうが、大晦日までは突っ走らなければならない(仕事)。
今年も一年、激務に耐えた自分へのご褒美も兼ねて、思い立って横浜へ。
教会や外人墓地がある港町横浜で、乱痴気騒ぎじゃない、由緒正しいクリスマスの雰囲気を静かに感じながら、思い出の場所をつらつらひとり旅、のつもりだったのだがね。

…意に反してどこもかしこも、若者のツガイばかり。平日休みが完全に恨め、じゃない裏目
どっちかとゆーと、「(自らの)トラウマ、とことんいじり倒してやる」モードに、なってしまった。
元町・中華街駅の狭くて暗い通路を、「幸せなふたり」たちに付き従って歩かされたら、ついに吐き気まで催してしまう。自身の加齢を認めたくない、自我からの抵抗か?
おまけに天気予報までが外れて、結構な雨まで降ってきやがった。
二度と行かない(嘘)。
こうなりゃカネなんかびた一文、使ってやるもんか観光地。
とも思ったが、ウチキパンだけは例外。
カレーパンと小さくてかわいいレモンドーナツ、それに以前、ほとんど食べないうちにトンビにさらわれてしまったアップルパイを買う。

元町のお洒落なディスプレイはどの店もさすがで、こうして見て歩くだけで楽しめた。


急な坂道を登って横浜地方気象台の横を抜け、そのトンビにさらわれたことのある「みなとの見える丘公園」へ。
…途中、ミニスカサンタが乗った自転車と行き違ったのだが、よく見ると化粧をしたオッサン! だった(さすがにカメラを向けられず)。
確かに港は見えるが、ゴチャゴチャしていて何がなにやら。
ベイブリッジ方向への眺望だけは悪くないが、天気のせいもあって一面鈍色。名前からイメージする海一面の眺望は、ほとんど見ることができず。


キリンさんがたくさん見えます。

洋館を眺めつつ元町公園方向へ移動。このあたり、紅葉も少し残っていた。
元町公園内を下り、冬場でひと気のないプールを経て再び元町通りへ。