Cotton Podライブ(阿佐ヶ谷・On The Roof+)

なので当初の目論見どおり阿佐ヶ谷のライブへ、但し千葉からではなく実家から足を運ぶことになった。
この10月に開店したという新しいライブハウスはもちろんまだピカピカで音響も申し分なく、客席30人ほどの広さもゆったりとお手ごろ。残念なのは、アコースティック指向なので今のところドラムの演奏ができないことと、これも今のところ食事メニューが少ないこと、かな。アルコールに弱い俺としては、ビール飲んじゃえば関係ないけどね(^o^)
何よりあの「荻窪」と同じ杉並区、というのがステキじゃないか(笑)*1
もう少し開演ギリギリに来て、ステージ上のゆたかさんを驚かせようとも思ったのだが、途中で寄り道したものの15分前くらいにはライブハウスに着いてしまい、ステージに上がる前のゆたかさんに発見されてしまった…残念(性格悪し)。
蛇足ですが、ベースのゆたかさんとはかつてペンギンフィッシュというアカペラ・バンドで長いことご一緒させてもらっておりました。今日の俺の登場は、もちろん全くの気まぐれ(…でもないが、事前予告なし)。

演奏:Cotton Pod http://cotton-pod.com/
会場:On The Roof+ http://ontheroof.tokyo/topics02

今回ご披露いただいた曲の中には、ペンギンフィッシュ時代に好んで歌っていた「天使の絵の具」があり、個人的な懐かしさからちょっとうるっときてしまった。ゆたかさんのベースは変わらないはずなのだが、上4声の演奏者が変わると全体として全く別な演奏に仕上がる、というアカペラの面白さ、声という楽器の奥深さ。そういえば歌い口は全く違うものの、なんとなくソプラノのトーンは(ペンギン時代の)まほちゃんに似ているような気もしたりして。Beta 58(というマイク)のせいかな。
こういう、予期せぬ曲とのめぐり合わせも音楽の愉しみのひとつ、なんでしょうねきっと。昔の音源、久しぶりに聞きたくなっちゃった。トシとったなぁ俺も。
歌いながらの身体の動きから、16ビートで感じている人と8ビートで演奏しているメンバーとが混在している曲があったりして、これはご愛嬌。
ステージ上での身のこなしや演奏中に起きるトラブルへの反応速度など、メンバー間の経験値が異なるらしいので、これはこれで恐らく今しか拝見できない好ましい初々しさ。こういう部分が人によっては「荒削り」と感じられるかも知れないが、全員の演奏経験値が上がってきたときにも、どういう風に「大化け」するかが楽しみに感じられる演奏内容の約2時間は、間に15分ほどの休憩を挟んだ二部構成。後半は時節柄、クリスマス・ソングを中心とした演目だった。こちらではBPM=230のウォーキング4ビート(いつブレスすんのよ?!)というベースのスゴ技曲も、ご披露いただいた。
というわけで、俺としても久しぶりのアカペラ・ライブ鑑賞、俺自身が演奏する立場ということもあっていろんな刺激ももらいながら堪能、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
終演後は、改めてゆたかさんの「現役復帰」(と、偶然にも今日がお誕生日)を喜び合った。
しばらくご無沙汰していたが、お互いにいろいろとあったここ数年には、感慨ひとしお。
そういえばShureのBata58マイク、演者側の感想を聞いてみたところ、音圧よりも指向性の広さが気になった、というお答えだった。併せて、やはり今出来のマイク特有のHiに寄った音らしく、そういう意味ではアラが目立ちやすいマイクなのかも、と手前勝手に理解した。

*1:あくまでも個人の感想です。ここで笑えた人は、俺マニア。