新職場での忘年会

着任間もないこともあり、午前中で通常雑務はほぼ終了。
年内駆け込み仕事に多忙な様子の諸先輩方が気にはかかるものの、さしてお手伝いできることもなく、午後からはひとり早めに大掃除に着手するよう指示を受けた。
同僚や上司からお気遣いいただき、雑巾だのバケツだの、掃除に必要そうなものをご提供いただくのだが、俺は目先のことにいっぱいで気持ちの余裕がなく、どうもぞんざいな口調がすぎないか。
それにつけても、自分の部屋も年内中に、このくらいちゃんと掃除しなけりゃなぁ。
16時過ぎには大方目処がついて自席に戻ったが、久しぶりに身体を動かしたせいか何度も寝落ちしそうになる。
実は今朝、上司からは忘年会で1曲披露してくれ、とお願いされてしまった。
しかしスタッフみんなで向かったお店は、普通の飲み屋のテーブル席で、他のお客様もいらっしゃる。本当にここで歌うのかよ、と疑心暗鬼なまま宴は進み、ビールを飲み過ぎてしまった。最後に自己紹介が回ってきたタイミングで「夏の終りのハーモニー」を、歌詞を一部変えて歌わせてもらったが、もはや息の支えがきかず、声量も5割程度。それでも後ほど数人から、「よかった」といっていただいた。申し訳ない。本人としては急遽、「白い恋人たち」の方が時節柄、かとも思ったのだが、歌詞がわからなかったもんで…。

そういえば飲んでる席でも話題になったが、今年のクリスマスは全く意識せず、盛り上がりも憂鬱になりもしないまま、気づいた時にはずるっと過ぎていたな。
先日、職場からの帰り際に偶然入った駅近くのコンビニでは、店員全員が「ミニスカ」サンタ姿だったのには驚いたが。なんと男性も! なのだった…この東京・高田馬場という地域に対して、俺に誤ったイメージが植え付けられた瞬間、である。

さてと。明日の(世界の)ビールも、おいしくいただきたいものだが。