火曜日。

現在の直属の上司はお陰様でとても話のわかるいい方で、日頃から意思疎通も大変しやすい。
なので仕事中もお互いに独り言はいうし、愚痴も言い合うようになった。

そんな中、昨日他部署へ回したはずの伝票が、今朝になって戻ってきちまった。
俺は寝不足に二日酔い(三日酔い?)、おまけに11時からの部内会議の準備中。

一方、この伝票を戻してきた「主」は、この職場で新任だった頃の俺のミスを今も仔細に覚えていて、そもそも今も、こちらから挨拶しても返してくれないネグレクト状態。さすがにそんな状況を気遣ってくれて、間にヒトが入ってくれたのだが、そんな状況がもうここ1年ちょっとの間、続いている。
仕事とはいえ直接のやり取りはなくなり、俺も互いに居心地のいい「距離」に収まっていると思うことにしていたが。
それでも小さな職場なので全く関係なく仕事をする、というわけにもいかず、自身はPCも使えないくせに、ちょいちょい「難癖だろそれ」としか俺には思えない理由でこういうことが起こっている。
「戻り伝票」を持ってきてくれたのも、このいつも間に入ってくれている人、だったのだが、今日の俺はいつもにも増して全く気持ちに余裕がなくなっていたらしく、
「仕事しろよ、クソババァっ!」
ということばがつい、口を突いて出てしまった。

友人・知人ならご存知の通り、俺の声はでかくてよく通る。
そして、自分でいうのもなんだが、日頃の俺は職場で決してこういうことば遣いをする人間ではないので、その破壊力…一瞬にしてこちらのフロア全体が凍りついた…ように俺は感じた(青くなったのは俺の方…)。
とはいえ「ババァ」ご本人は別フロアにいらっしゃるので聞こえるわけもなく。


あ、社長、いつからこちらに?(^_^;


…ちょっとノビノビと仕事しすぎたか。
伝票持ってきてくれた人も、「ら、来週で間に合うから…」と、明らかに怯えさせてしまった。申し訳ない。

この職場の火曜日は、HSPの俺が一番追い込まれる危険を孕んでいるのだった。
しかし何だかとっても、気分がすっきりしてしまったんだが(やばい、癖になったらどしよ)。