千葉の公園

といえば。
千葉県民になって6年目。

残念ながら俺にとって、居心地のいい公園というものが発見できずにいる。
まず、水辺がない。
願わくばボート池規模のものか、噴水。
地図を眺めながら無意識にそんな場所を探していて、長津川公園(東武野田線塚田駅から徒歩)にでっかい池を見つけたので、確か去年の夏前の時季、わくわくしながら現地に行ってみたらなんと遊水池で、普段はちっちゃい水たまりほどの池があるだけだった。これにはかなりがっかりした。
近所では藤崎森林公園での市長立会いでのかいぼり作業がテレビ放映されたりしたものの、東京のように公園自体が歴史がある、という場所もあまりないので、ここを始めとして明らかに日ごろからメンテナンスの手が入っていないところが多く、森林公園もその後また放置されて、「ジャングル」に戻っちゃってるんじゃないかと思う(行ってみてないが)。

多くの公園では、防災上の意味づけの方が大きいのだろうか、ベンチがないか、あってもなぜか炎天下で屋根も木陰もない。利用者側の使い勝手を考えている感じには思えず、「(公園)造りゃいいだろ」と受け取られかねない状況。何より昨今温暖化の影響かといわれている夏場の積乱雲による不意の大雨にも、逃げ込む場所がない現状。
その中でも近所では比較的居心地のよかった中央公園、よくスネアを持ち出しては練習していたあの大きな樅の木の下のベンチは、4月に撤去されてしまい、なんと公民館建て替え工事のとばっちりをくらって仮設駐車場とプレハブの作業員詰所になってしまった。
ああ、俺のヒルサイドテラスが…(わかってると思うが「昼」、ではない(^o^))。

というわけでこのところは実籾本郷公園に足を延ばすことが多かったが、ここも残念ながら「地図上の池」はその半分くらいが湿地だ。
前置きが長くなったが、今更ながら地図上で不可解なものを発見してしまった。
「行田公園」。
方陣のごとく、真円状の道路に囲まれた場所にあり、早速ネットで調べてみたところ、少し前のものだがこのレポが一番楽しかった。

円形道路の中心で、何か祈る - へも紀行 -
円形道路の中心で、何か祈る - へも紀行 - MapFan

実際に行ってみるとやはり、さすがにこれだけ半径の大きい「円」の道路はそれとわからない。その後の整地の影響なのか、現地に行くと弧ではなく20mずつほどの直線が緩く曲がっているようになっていて、ドローンでも飛ばさない限り、自分が円周上にいるという実感はない。帰りに行田公園の東端にある諏訪神社から、京成トランジットバス西船橋駅へ戻ったところ、いつの間にか東西南北が俺の思っていた方向でなくなっており、気づかずにうっかり途中下車でもして歩いたりしたら間違いなく迷子になっていただろう。これが「行田の呪い」か…(笑)
しかしこのバス路線は、久しぶりに面白かった。利用者がそう多くないせいもあるだろうが、1時間に1本しかない一番の理由は、自家用車でもすれ違いができない狭い道がルート上にあるかららしい。
同じ西船橋駅からは京成バスの行田団地行きがかなり頻繁に出ていていつも混雑しているが、こちらは見どころといえば京成西船駅の踏切を渡った先に、長〜い登り坂があったくらい。

行田公園は「円」の中心から蝶が羽を広げたように東西に広がっていて、東側は広大な芝生広場、西側の「扇」部分にはカナールや日本庭園を模した流れもある。
地図上に散見された「真円状の池」は残念ながら埋め立てられて駐車場だったり芝生(雑草?)広場だったり、パーゴラに化けてしまっていたが、広い芝生広場の周囲には木陰にベンチも多くあり、壊れたり痛んでいるものは少なく、汚れもなく手入れされている様子だった。
団地に囲まれている立地といい、東京あたりでいうと光が丘公園あたりの雰囲気に似ている気がした。
久しぶりに居心地のいい場所を見つけた。今度はスネアを持って来よう(ニヤリ)
その前に、以前爆裂しちゃったスネアサイド(裏面)とスナッピー張らなきゃ…(まだ買えてません)。