いよいよこの週末に迫った事務所移転作業。
休日出勤を含むので今日は代休の平日休み！ だがいつもの時間に起床、いつもの電車に乗って職場へ向かっている。
決して寝ぼけているわけではない*1。
事務所の移転先は道を挟んだ向かい側なので、移転作業は予算の関係上も自力。既設の他部署に割り込む寄り合い所帯で、上層部が根回しに失敗しちゃったこともあり、準備段階で既にかなーり険悪な雰囲気になっている*2。
これに限らず他にも「労働環境の悪化」は必至で、そのために自ら進んで片付ける、などという気には到底ならない、憂鬱。
そうそう、早朝出勤といえば昨年来いつも同じ電車に乗り合わせていた女子高校生は、新年度になってからは不定期に数回、同じ電車に乗り合わせることがあったが、受験参考書片手だったので、（少なくとも朝練からは）引退しちゃったらしく、その後はご一緒できていない。
早起きの「同志」を失ったようで、今後の職場環境のこともありなんだか気持ちがくじける。
俺はいつまで、こんな早起き出勤を続けるのだろう。
それはともかく本来代休の俺が今日、出勤しようとしている理由だ。
町会が月1回だけ業者に依頼して行っている資源ゴミの「集団回収日」が今日なのだが、集団回収はその名の通り集積所と時間が厳格に決まっており、通常のマンションのゴミ集積所とは別の、公的施設の前だったり児童公園横だったりの指定場所なので、事前に出しておくというわけにはいかない。
加えて俺にとって運の悪いことに、昨日になって急にこの事務所移転プロジェクトが発動されてしまい、このトバッチリで大量に出た資源ゴミ（主にダンボールや雑誌・本、コピー用紙の類だが）が事務所応接に一時疎開している。さすがにこのまま次の集団回収日まで1ヶ月間すっとぼける、というわけにもいかない。
早朝、俺にとってはいつもの時間、誰もいない事務所に着くと、洗濯するために一時持ち帰った給湯場用タオルをまずは取り替え。
それから自席でいつものように朝食を摂る。そろそろ朝ラッシュに伴う混乱が随所で始まっており、ネット上では次々と列車遅延情報が入り始めている、のを他人事で眺める。
やはり東海道線スジの「破壊力」はすさまじく、今や乗り入れ先の上野東京ライン、山手線を挟んで西側の湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線、果ては品川駅で接続するようになった常磐線にまで影響が及び、こぼれ出てしまった「通勤族」は京急をも遅延させる。その京急と都営地下鉄浅草線を介して繋がっている我が京成電鉄は、直通電車の大半を高砂から北総鉄道経由で成田へ流しているので、元々京成本線への遅延の影響は少ないが…。
そんなひとりの朝食を終えて一息つくと、応接へ。昨日全てビニール紐をかけてまとめてある資源ゴミをまずは全て、事務所の外へまとめる。
続いて紐で縛り終えてから例によって退職者の机下（や管理区画）から発掘されてしまった雑誌・マンガ（なぜ職場に「こち亀」が？）をひと括り紐で縛りなおす。
こちらも前回、出してから大量に発見されちゃった卓上プリンタの空インクカートリッジは、改めて今日帰りに途中の電器量販店でリサイクルボックスへ投函するつもり。
何でこんなに何度もの手間になっているかというと、例の退職「ホーダー」氏の机周りを昨日までに片付けたことによる。
まるでげっ歯類のごとく、とにかく同じカテゴリーのものが全く別の、他人には想像もつかない場所に分散「保管」されているので、整理・清掃する区画ごとに捨て終わったと思ったものが次々と出てくる出てくる…使えないものばかりでなく、てっきりなくなったと思ってその後何度も発注かけた資材でさえ、今頃になって大量に出てきたりするから困ったものだ。空インクカートリッジも実はもう3回は電器量販店に「投函」（リサイクル）している。
これらの作業を結局俺がやらされていることも腑に落ちないが、最初に着手した数ヶ月前、引き出し内いっぱいに敷き詰められたクリップを見て、その病的な光景に吐きそうになった。以来一旦手を引いて放置していたのだが、今回必要に迫られるにあたり、開き直って廃棄も分別もするのをやめた。機械的に箱詰めして積み上げるだけに留め、必要なものとそうでないものの峻別は「正規雇用の方々」にお任せすることにしたのだ。
ここまで全ての資源ゴミを指定の集積場へ放り込むのに、俺ひとりで3往復。
仕上げに昨日上司と打ち合わせたこの週末の段取りを文章化したレジュメをプリントアウト。今日、上司が関係職員に概要説明を行う予定だが、1部は俺が持ち帰り、1部はプリンタに置いたままにして、昨日残業して作成・プリントアウトしたまま忘れた体を装う。
無事に全ミッション、終了。
いつも俺の次に早い時間に出勤してくるスタッフと顔を合わせる前に、痕跡消して引き上げる。
事務所への出入りだけでも自由にやらせてもらえれば、俺はかように働く。このやり方がいいかどうかは意見が別れるところではあるが。
地下鉄のホームでベンチに座りながら、まだまだ通勤客が鰯の群れのように途切れない様子を眺めていた。
殺伐とした人の流れを他人事のように眺める「無職の哀愁」ごっこ（但し、経験あり）。
いつもの朝とは逆方向、車庫へと戻る通勤電車は見慣れない途中駅の行き先ばかり。
30分ほどそんな光景を眺めていたが、ホームアナウンスの駅員の声が代わって、滑り込んでくる電車もそろそろ座れるくらいになったので、帰宅方向の電車に乗車。
潮が引くように都心の駅で人が降りて行き、ガラガラになった地下鉄は、思い出したように快晴の高架線に飛び出す。
地下鉄であることを忘れるほど陽の光が差し込んできて、さっきまでの混雑が夢のよう、どこか欠伸が出そうな車内はかつてどこかで…と思い起こしていたら、祖父母の待つ田舎へ向かう電車内によく似た空気だった。
乗り換え駅で、丁度某QBハウス（笑）の開店時間になったので寄ってみたところ、すでに満員につきその場で断念。更なる移動時間でやり過ごして途中下車したところ、こちらの店はガラガラだった。
いつものように自動券売機に税込み1,080円を投入するも、反応なし…え、いつの間に1200円に？！
掲示によると2月からだそうで、「職員の待遇改善」がこの度の値上げの理由だそうだが、俺の給料は上がっていないので「ふんだくられた感」しかなく、なんだか腑に落ちない。津田沼まで出てクイックカットBBにすればよかったか。
丁度QBハウスを出て駅へ戻る途中で、上司から入電。
この週末の作業に備えて手配中だった電動工具、別の部署の職員から借り受けることができた、との報告だった。
もしかして今日仕事休みのはずの俺が、勝手に購入しちゃうと思われちゃったか（さすがにそこまではしないが）。
とはいえ俺の足は、ホームセンターへ向かっていた。
私用途で雑巾と工具用の腰蓑（笑）を物色、購入。
目移りしたのはバスマットで、こちらは衝動買いした。実家から必要に応じて徐々に持ち出して増えてきた本のためのプラケースは、今回は辛うじて思いとどまる。こちらは根本的解決のために近々、書棚購入を目論んでいるのだ。
日差しがキツいので徒歩を断念し、無料シャトルバス利用でららぽーとへ。ビバ・平日休！ 道も車内も空いている。
昨年10月にWINS阿佐ヶ谷で演奏させてもらったフードコートで昼食とした。
それから隣のVivitへ移動、電器店でここまで鞄の中だったインクカートリッジをリサイクルボックスへ投下。携帯電話のカタログをゲットしてから、上階にある広大なBookoffで、今読み進めているマンガの続巻を買った。そうそう、内科医からは定期的に体重を量るようにいわれてるんだよなぁ。体重計って今、どのくらいするもんなんだろう、とニトリへも立ち寄る。
部屋へ戻るとコーヒー片手にパソコンいじりながら、15時の整体院開院を待って、午後一番乗り。
施術終わって再び部屋へ戻る途中、商店街で入手したのが「ごちそう果実」。今は「２色のキウイフルーツ」。
16時から、先週聞けなかったベイライン（FM)を聞きながら食す、ささやかな幸せ。
明日から週明けにかけては通常業務に事務所移転作業が差し込まれているので超多忙が予想される。さすがにビールは断念した。
でも昼寝はするともさ…。
