今日、代休だったわ!

…前夜の缶ビールが利いて、起きたのは10時過ぎ。
曇りかぁ、と交通混乱に巻き込まれなかった幸運を喜ぶよりも意気消沈していたが、

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晴れたー!


というわけで、(給料日前なのに)計画実行を一大決心。さすがに横浜や鎌倉あたりまで足を延ばすのは無理だが…。

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目的地は、こちら。
とはいえ遅きに失した感あり、「祭り」といっても催事関係は全て週末のみなので、ただただアジサイを愛でるのみ…いやいや、本来主役はアジサイですから。
というわけで今回俺としては珍しく、「テツ分」なし。
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とはいいながらも、移動はもちろん電車。
平日、昼過ぎ、下り、ガラガラ、な車内にすっかり気をよくしていた各駅停車。
しっかし本当に久しぶりに下り電車に乗ったもんだから、
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ハイさっそく、終了~。
この時間帯の各駅停車は全て、特急が止まる駅のひと駅手前までだった。
途中の特急停車駅で乗り換えればよかったわけだが…。次の電車は途中駅から各駅停車になる「快速」だが、これもひと駅先の特急停車駅までで、わずかひと駅進んでまた乗り換え…orz
近場とばかり気を抜いてたが、ほとんど成田だもんなぁ目的地。
しかし、後続の特急は「トップナンバー」だったりする(何のことやら)。
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あと少しで終点という末端区間にも関わらず、特急の車内は成田空港まで行く乗客で座れないほど混雑していた。
途中で京急とすれ違い。今日の81Hは「相直50周年記念」HM付き。
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ようやく宗吾参道駅へ到着。長い上り坂になっている参道を上がる。
宗吾霊堂東勝寺の開闢縁起は、参道入口の看板にある。江戸4代将軍・家綱の頃の話。
当時の42歳って、「人生100年」の現代でいうと何歳くらいだったんだろう。
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成田屋」といえば歌舞伎だが、娯楽が今ほど多様ではなかった昔、こうした美談が歌舞伎などのお芝居になって全国に流布されたのだろう。
廃屋の庭に梅の木があって、恐らく誰も手入れをしていないのにたわわに実った実がひとつ、またひとつと坂道を転がっている。地面に落ちた梅の実は食べられないんだったっけ?(ホントかよ?) 拾い集めて梅酒にしちゃいたい感じ…なんかもったいない。
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前回の訪問はつい去年くらいのつもりだったが、なんと5年も前だったらしい。そのときに発見したお稲荷さんの祠。
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今回も脇道散歩から、国道へ。
そして東勝寺の入り口へ到着。
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境内に入ると山門までの50mほどの間に、みやげ物屋が並ぶ。
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参道を堂々と横切ってその裏手に入っていったのは…ヌシ?
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「なーに見てるのよ」
愛想の悪い顔つきだが、やたらに人懐こいヤツだった。もしかしたら御仏のお遣いかも。
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山門内の出店はもちろん、平日の今日は全てお休み。
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山門をくぐった左手の本坊前には、ちょっとした広場。木陰が涼しいので、ここのベンチをお借りして持参の弁当で昼食。
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見てないで、手伝いなさいよぉ。
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本坊の窓にアジサイ
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一方、参道右手の池の奥には、薬師堂。消火桶の中には水草が涼しげ。
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境内の何箇所かにはこういった箱庭? 小ぢんまりとした枯山水があって、初めて来たときはまだ引っ越して間もないこともあり、そういえばベランダの一角にこういうものが作れないかと真剣に思ったものだった(笑)。
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ようやく本堂着。
本堂には正面階段に、アジサイの鉢がたくさん。
鉢のアジサイはどれも品種改良されたものなのか、それとも舶来ものなのか、いわゆるアジサイというとイメージされるものとは一味違う花が多い。
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駅からここまで、人家の庭や野生のものも含めて、見事なアジサイがたくさんあったので、既に「おなか一杯」な感じ。
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本堂からのぞむ奥の院
アジサイ園は、この奥の院の裏手に広がっている区画。
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さすがに旬は過ぎて、たわわに満開の花付き、というわけにはいかないが、柏葉のように種類によっては花保ちが長いものも。
「紫陽花祭り」は23日までだが、最終日まで花数はもつのだろうか。
しかし枯れた花房をひとつも見かけなかったので、こまめにお手入れされているらしく、頭が下がる。
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青~白系のものが多く、逆に朱~紫系の色の花は少なかった印象。
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小さな花の中に、宇宙の全てが…さながら曼荼羅
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季節はずれの暑さにかなり疲れが出たので、まだ時間帯が早くて名残惜しいのだが、帰宅することにした。
来年も、来れるかなぁ。
参道売店にあった水子供養に供える風車の彩が目に焼きついた。
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