Vol.80 ニッポンを、さぼろう(1)

185系の窓サッシに置いた懐中時計。

暑! 
何も考える余裕がありません。普段「温厚」で通っている(?)私も、ともすると簡単に切れそうです。
そんな中でも熊谷には、八王子に負けないでがんばってほしいです。熊谷が滅亡ぐらいすれば、ちょっとは環境のために「クーラーの個人使用を控えよう」とか、「電車のクーラーの設定温度を上げろ」とか、「海沿いの高層ビル建て放題をなんとかしよう」とかいう議論になると思う。なので熊谷には是非とも最高気温の記録更新に、精を出して欲しい。
「センセー、阿仁クンが危険な思想をもってま〜す。」(ってこんなことばが、しみじみと懐かしかったり・・・)。

悪評高いJR中央線の某駅で、朝の上り電車に急病人。土気色という顔色を、初めて見た。50歳代くらいの、スーツの男性が、床に倒れこんでいる。やや距離をとって乗客が取り囲んで、見守っている。ここだけ窓が開いているのは、ここから誰かか駅員を呼んだのだろう。
「何かありましたらお近くの駅員まで」って、駅員がお近くにいた試しはないのだが、さすがに駅員が9人も駆けつけている。だが5分以上経っても搬出されない。それどころかフォーメーションなく全員がボールを追ってしまうサッカーチームのように、数人がまとまってどこだかと走って行き来している。伝令より、まずは担架でしょ。業務用電話ってホームになかったっけ。それより携帯無線みたいなものは持ってないわけ? そうこうしているうち、救急車のほうが先に着いちゃった様子。「中央指令が(列車を)出せといっているから」と、別の駅員が再び、ホームの非常停止ボタンを押したりしている。ようやく助役クラスの方が「何をやっているんだ!」と怒鳴りながら駆けつけて・・・。まさか全員、アルバイトだったりして。結果20分の遅れ。
搬出されてからは、遅れが発生したことについてしきりにお詫びのアナウンス。しかしどういうわけか明らかに3人三様、別人がバラバラに弁解。あれじゃ、ただ謝ればいいと思ってると思われても仕方ない。しかも「いつ」「何が原因で」遅れたのかがはっきりしない。発信側で、基本情報が整理されていないのだ。
なんか、うちの職場の今の状況に似てないかい? 何が優先で、その過程で何をしなければならないのか、全体を見通して居る人が、いなかったりして。
同じ倒れるなら、JRの車内ではないほうが、いいよな。