なんでこんなに、珍しくも気合が入ってんのかというと、

金曜日は、残業をぶっちぎってスタジオへ一足早く入っていた。丁度、その後練習で予約してあるスタジオが空いていたので、個人練習と称して強引に押し入る。ドラムを叩かせろ〜。もう、欲求の限界。
しかし、スタジオにひとりで入るといつも、異様な緊張に包まれる。とりあえずこの静寂を、うち破らなければ。なんたって俺のドラム暦は、ようやく歩き始めた赤ん坊のような状態だ。厚い防音扉とはいえ、少しは聞こえてしまうんだろうな、などと考えていては始まらない。やや開き直って、ようやく練習が始まる。聴くのと実際に叩くのとでは、大違い。サンプルCDを聴いている限りでは、8ビートの項は小手調べ程度やり、カラダがほぐれたらすぐ次の項、くらいに思っていた・・・が、一時間が過ぎようというのに、8ビートから抜け出せず。やっぱりドラムに弄ばれているのだった。なまじ耳だけはあるので、自分の叩いている音が許せない。もちまえのリズム感だけで修正しようとすればするほど、跳ね返ったスティックによってよたってきてしまう。
もはやアカペラ・バンドのメンバーが、三々五々集まる時間となり、時間切れ。おまけに「教えて、教えて」といわれるままに、ノーマル・ポジションを教えたメンバーに、あっさり8ビートを叩いてのけられては、とっても凹んでおりました(TT)
えっと、バンドの俺の紹介欄に、「ド・・」が何だとかと書かれていたとしても、当方は一切関知いたしません。あしからず(恥)。
どうも遊びで叩いた3連系のリズムの方が、簡単だったんだよな〜。すでに悪い手癖がついているのでありましょうか(テキストでの難易度は、もちろんこちらの方が高いんだが)。
・・・映画「スィング・ガールズ」見て、勉強しなおします。

中学1年のとき、初めて声を出したときも、こんな感じだったよ。新入生は最前列で歌うのが、合唱部の「洗礼」だった。渡された楽譜は当然読めず、声の出し方も音程の調節の仕方も、自分の歌うべきパートの音がどれであるのかも、もちろんわからない中、ただただ先輩連中の声が嵐のように後ろから聞こえているのに立ち尽くしていたっけ。初めてって、そんなもんだなきっと。