ところが

人生、何が幸いするかはわからないもので、なんとか浮き足だたないですんだのも、この年末の個人的抑うつ傾向時期にあたっていたせいらしい。べつに、他のメンバーが落ち着きをなくしていたわけではなく、それぞれが会場主催者との具体的な調整だったり、対バンド内のリアレンジ出しだったり、必要なことをこなしていただけなのだが、そんな目まぐるしい雰囲気に、人一倍影響を受けやすい普段の俺だったら、ただただ慌てるだけだっただろう。今回は何だか全身が耳状態のまま、一歩外からグループを見ているっていう風だったのだ(って、そりゃ単なる指示待ちだったってことじゃん)。

休みをもらったクリスマス・イヴ当日、ハンズに探しにいったのは、「トナカイの被り物」。他数店も回ってみたが、在庫切れ(そりゃそうだろ、当日だもの)。
おさえとして、とりあえずツノだけ入手した。この時にはまだ、連絡は入っていなかった。
一度帰宅して、リーダーからの電話で緊急事態を知る。
以降の記憶は、実はあやふや(どこが冷静?)。