俺自身のことでいえば、

やはり災害続きだった数年前に、携帯ラジオを買ったのだ。たまたまバスの中で退屈だったので、新品のラジオをつけてみた(ワクワク)。いくつか選局し、もちろんそれがどこの放送局かもわからずに、今にして思えば丁度、ミュージック・レスキュー(番組の留守電にハナ歌を吹き込むと、曲を探してくれる)のコーナーだった。秀島さんの声に、いっぺんでファンになってしまいました。
後でわかったことだが、俺の周辺の友人たちにも、愛聴者が結構いた(ひとりいると、その周辺に10匹は潜んでいると考えなければならない)。

仕事での帰宅時間が不規則になったので、すでにCDが壊れて外付けにしていたラジカセで、自宅タイマー録音してみた、第二期。アナログテープに録音しておいて、帰宅してから聞いていた。さすがにこれは、ラジカセ本体には相当な負担になったらしく、何しろほぼ毎日、120分テープをオートリバースも使って回し続けたために、一年半ほどでモーターがご臨終。今も自宅にはあるが、つまりはとってもデッカイ、ただのラジオと化してしまった。

丹田「通信」時代は、これを聞きながら原稿を書くのが習慣だったんだ。ノリだけシンクロして書いていた、ともいうが。確かにはかどる、はかどる。(一説には最近、俺の文章が暗くなったのは、聞きながらではなくなったせいとも)。