せっかくなので気分だけでもゴージャス

確か昨年のいまごろはまだ、週四日勤務だったと思う。それがここんとこすっかり週6日出勤という、ヒト使いの荒さだ。
チーフがカラダを壊して以来、連絡が取れないのと、直属の上司がやはり他部署の援軍で研修会場に張り付いているため、結局2名欠員、という非常事態だから仕方ないか、ここ2週間ほど。
昨夜もこんなときに限って、報告にないトラブルがあったりして、夜番にいつもより時間がかかってしまい、バスで渋谷に着いたら22:00すぎてたもんなぁ(「多作」の営業時間、22:00に短縮されてしまったので、間に合わず)。誰も壊したこと自体を、今更怒りゃしないってば。それより、夜まで誰も気付かなかったということのほうが、何かと危ないだろ〜が。そういうふうには気が回らないのかね全く。
んで、行方不明のチーフがあてにできなくなったので、土曜だというのに代理出社を拝命。そのチーフからは、一昨日あたりからメールで連絡がぽつぽつ入ってきていたようだが。あろうことか俺、今日の講師の方の顔も、知らないぜ。
予定よりちょっと遅れて事務所に着くと、昨日俺が作っておいた会場案内が既に貼られていて、事務所には電気がついている・・・ほぼ2週間ぶりのチーフの顔があった。
そんなわけで滞りなく、なんとか研修会をこなした後、事務所へ戻ると講師の先生との反省会が始まっちまった。俺はすぐにも上野へ行きたいのだが。そうはいっても仕事である以上、浮ついたこともできない。
ようやくチーフと2人きりになったところで、ここ数日の忙しさと行方不明だったことがシャクにさわっていたので、「局長、ぶち切れそうでしたよ」とかな〜り大げさに脅かしてみた。今までに見たことのないような表情で俺の顔をみて、数秒間フリーズしたあと、「今日は携帯、通じるかなぁ」とぼそぼそいいながら、局長の携帯に電話を掛けていた。
振り返ってみて今日、これが一番笑えた出来事・・・まぁよしとするか。
戸締りをお願いするのももどかしく、六本木駅へ駆け出す。既に上野では、E.S.Pの演奏会が始まっている時間だ。
こういうときの地下鉄は、実にもどかしい。
しかも降りたところで、出口がわからないし。
公園口へ向かって坂を駆け上ったら、久しぶりの運動らしい運動に、会場につく頃にはすっかり息がきれていた。当然、演奏中で会場には入れないので、ロビーの椅子に崩れ落ち、しばしの脱力。結局、前半分を聞きそびれた。