間に合いました。


余裕で。
結構様々な世代が利用してるんだな。大垣夜行の時代から、固定客がいるらしい。ホーム上には、一見して旅なれた人たちの発するオーラがみえるような、乗車列ができている。
今回、ひとつの目玉だった「ながら」への初乗車。
昼間は特急「ふじかわ」として使われている車両なので、第一印象は、眺めのよさそうな大きい側窓(あとで時刻表をみたら、「ワイドビューふじかわ」というのが正式な列車名だった)。
やっぱり満席で、隣の席は、若いのにネクタイをきちっと締めたままのサラリーマンの男性だったので、さっさと寝ることにする(^^;
所要時間は新幹線とは比べ物にならないが、終始きびきびした、線路上をすべるような走りっぷりは揺れもそんなに感じられない。「ふじかわ」の走る身延線といえば、曲線や勾配も多く、車両自体も傷みが進むだろうに、よく手入れされているらしい。
強いていえば車内減光の実施と、途中駅でもう少し停車時間をとってもらえないものか。沼津の4分停車で、ようやく飲み物の自販機にたどり着くことができた(先ほど飲んだアルコールの加水分解中に、水分を摂れないというのは、かなりつらかった)。
真っ暗な車窓を、街灯だけが流れていく。家々は寝静まっているが、時々工場の広い窓に、蛍光灯がみえる。車内はしゃべっている人はなく、モーターの高速回転音だけが響く、夜行列車独特の時間が流れていく。